2019.06.05
3

◆第18回 無形の力をつけよ

野村克也の人生強化塾

「ビジネススキル」というと、どういうものをイメージするでしょうか。「スキル=技術」というからには、電話対応などのビジネスマナーや、基本的なアプリケーションソフトを使うためのパソコンの操作能力、ビジネス文書の知識といったものをイメージする人が多いはずです。

また、上司や同僚、取引先などと円滑に仕事を進めるためのコミュニケーション能力、あるいは新たな顧客を獲得する営業活動に必須であるプレゼン力、といったものも重要なビジネススキルのひとつです。

ただ、それらがどれだけ秀でていても、野球評論家・野村克也さんの考えに従えば、大きな成果を出すには大切ななにかが足りないようです。それらは野球でいえば、投手がどれだけ速いボールや多彩な変化球を投げられるか、打者がどれだけ強い打球を飛ばせるかといった、まさに「技術」に該当します。それで十分という気もしますが、足りない「なにか」とは一体どんなものでしょうか。


構成/岩川悟(slipstream)、清家茂樹(ESS) イラスト/小西真樹

会員登録されている方のみ続きをお読みいただけます。

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP