Vol.01-1 薬剤師の登録状況を徹底解説！

転職者レポート【薬剤師／マイナビ薬剤師の登録状況】

【マイナビ薬剤師の登録状況（全国版）】
マイナビ薬剤師に登録されている方たちのお住まいの地域、性別、年齢、勤務希望形態、経験業態、希望の業態、転職理由、入職決定先など、全国の登録状況を確認、厚生労働省による全国データと比較します。

マイナビ薬剤師の登録状況

地域別登録状況

マイナビ薬剤師の登録者の地域分布割合は、厚生労働省データと比べて、関東がやや多い傾向です。
マイナビ薬剤師は5年連続ご利用社満足度No.1の人材紹介サービス会社として（楽天リサーチ（2017年10月）調べ）
全国14拠点でサービスを展開し、転職希望者との面談に力を入れています。

性別

登録されている薬剤師の男女比は厚生労働省データとほぼ等しく、女性薬剤師：男性薬剤師＝6：4です。
女性の活躍が目立つ職種です。

年代

一方、年代については、マイナビ薬剤師登録の薬剤師は若手が多く、
29歳以下の薬剤師については、厚生労働省データの13.5%に対し、29.1%と突出しています。

マイナビでは、就活支援サイト「マイナビ薬学生ナビ」や薬学生向けの就活イベントも運営していることもあり、
学生時代からマイナビブランドが広く認知されている傾向があります。
学生時代、マイナビのサービスを利用された方が転職時にも利用されているケースも多いと思われます。

なお、50代、60歳以上の薬剤師は、
厚生労働省データでは、全体の1/3超の割合で存在しますが、マイナビ薬剤師の登録薬剤師は、全体の1/4以下と少なめです。

経験業態

転職を希望される薬剤師たちは、どのような業態での就業経験をされてきたのでしょうか。
経験業種も調剤薬局経験者の割合が半数以上と、調剤業務経験者が多数です。
一方、調剤薬局、ドラッグストア、病院・診療所以外の企業で経験を積まれた方もいます。

現在の就業先×希望の就業先

　

マイナビ薬剤師登録者の直近の就業先業態と希望する転職先の業態を表すグラフを見ると、
直近と同じ業態に転職を希望するケースが多いことがわかります。
特に「調剤薬局」「病院、診療所」の就業経験者は、転職後も同じ業態を希望する割合が高い傾向です。
直近の就業先の業態にかかわらず、「調剤薬局」「ドラッグストア」を希望される方は全体の半数以上を占めています。

一方、医薬品関連企業経験者からは同業態への転職希望が30.6%と高かったものの、
他業態への転職にも積極的な方が多数いらっしゃいます。

入社決定先

実際の入社決定先については現状・希望と差異はあるのでしょうか。
調剤薬局に入社される方が圧倒的に多いです。
調剤薬局経験者はもちろんのこと、他業態経験者も、求人数が多い調剤薬局を転職先として選択されるケースが多く見られます。

転職理由

マイナビ薬剤師登録者たちはどのような理由で転職を決意するのでしょうか。

登録者アンケートを集計すると、「労働時間・休暇」、「給与・待遇」、「社風・方針」がトップ３でした。

これらの転職理由には地域差があり、求人数が多い都心部では、求職者の希望がかないやすいため、
「さらに給与・待遇が良い職場」や、「社風・方針が共感できる職場」に転職される方が目立ちます。
また、家庭の事情、勤務地・通勤時間、雇用形態・働き方など、女性が多い業界ということもあり、
ライフスタイルの変化に応じて転職される方も珍しくありません。

年齢別転職理由　

年齢別転職理由

	1位	２位	３位
20代	労働時間・休暇	給与・待遇	勤務地・通勤時間社風・方針
30代	労働時間・休暇	社風・方針	家庭の事情
40代	労働時間・休暇	家庭の事情	給与・待遇
50代以上	労働時間・休暇	勤務地・通勤時間	家庭の事情給与・待遇雇用形態

年齢別に転職理由の上位3つを分析してみたところ、すべての年代で「労働時間・休暇」が1位となりました。

2位以下については、20代は働き世代ということもあり「給与・待遇」にこだわる方が多い傾向に対し、
30代から40代にかけて、「家庭の事情」による転職が目立ち始めます。
また、子育てが一段落した50代以上になると、「勤務地や通勤時間」など、給与よりも働きやすさを重視する方が増える傾向が見えてきます。

まとめ

薬剤師の方の登録属性や転職理由のデータはいかがだったでしょうか？

今回は、全国版としてデータを集計しましたが、
「転職者レポート Vol.01-1」では、
マイナビ薬剤師の転職希望者は、どのような情報を求めているのか？について、
「転職者レポート Vol.01-3」では、
関東圏、東海圏、関西圏の地域ごとの転職希望者の現状と希望業態について徹底解説しています。

薬剤師の登録属性や転職理由を把握しながら、採用活動にぜひお役立てください。

※調査対象：
2016年11月~2017年2月までの期間における、マイナビ薬剤師の登録後アンケートの回答結果
平成26年(2014)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況　