2019.07.01
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【第6回】マイナスをプラスに変える習慣

自律神経を整える名医の習慣

習慣が変わると行動が変わる、行動が変わると人生が変わる――。国内における自律神経研究の第一人者である小林弘幸先生が、自律神経研究の知見をベースにした、参考にしてもらいたい自らの「習慣」を教えてくれます。第6回のテーマは「マイナスをプラスに変える習慣」。仕事やプライベートにおける「マイナス」というと、「失敗」や「悩み」が挙げられるでしょう。小林先生はそれらを上手に「プラス」に変えています。

 

 構成/岩川悟、清家茂樹 写真/川しまゆうこ

 

失敗を書き出すことではじめて、失敗は成功のもととなる

失敗を振り返ることは恥ずかしいものです。とくに若いころの失敗となれば、「思い出すのも嫌」という人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、失敗は正面から見つめてこそ、成功のもととなります。忘れようとしたり、頭のなかだけで振り返ったりしていても、結局、失敗の原因などをしっかり検証することはできません。

 

そこで、いまの自分より成長していきたいと思う人は、失敗を紙に書き出すことをおすすめします。「ただでさえ恥ずかしいことを書き出すなんて!」と思うかもしれませんが、じつは紙に書き出すと失敗を客観的に可視化できるため、思っていたほど目をそむけたいことではなかったと気づくはずです。

 

そして紙に書き出すことで、余計な気持ちを交えることなく、本当に客観的な情報だけを得ることができます。失敗の原因を分析でき、今後の成長の糧にすることができるのです。

 

「失敗は成功のもと」と思っているだけではなにも変わりません。実際に原因となった自分の欠点なり不注意なりを改善していくことで、はじめて事態は変わっていきます。

 

まずは、月に1回でいいので「失敗を書き出す」ことを習慣にしてみてください。1カ月あれば、失敗もそれなりの数になるはず。たったこれだけの「失敗ノート」の習慣で、見違えるほど成長していくことができるはずです。

 

 

期限を決めて徹底的に悩み、一気に片づける

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