2018.04.30
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Vol.01-1 看護師の登録状況を徹底解説!

転職者レポート【看護師/マイナビ看護師の登録状況】

【マイナビ看護師の登録状況(全国版)】
マイナビ看護師に登録されている方たちのお住まいの地域、性別、お持ちの資格、年代、勤務希望形態、経験業態、希望の業態、転職理由、入職決定先など、全国の登録状況を確認、厚生労働省による全国データと比較します。

マイナビ看護師の登録状況

地域別登録状況


マイナビ看護師は日本最大級の看護師求人・転職サイトとして、
全国17拠点でサービスを展開し、転職希望者との面談に力を入れています。

厚生労働省データに比べて、関東や近畿など都心部の転職希望者の比率が高いことがマイナビ看護師の特徴です。
 

性別

 
男性看護師の登録率は、厚生労働省に登録されている看護師の男女比とほぼ一致しています。

男性看護師が増えてきた昨今ですが、まだまだ女性の登録が圧倒的に多い職種です。
  

資格


マイナビ看護師登録されている方は、どのような特徴があるのでしょうか。

看護師資格(看護師、准看護師、助産婦、保健師)については、厚生労働省データの保健師割合が全体の3.2%に対し、マイナビ看護師に登録される保健師は14.8%5倍近い割合です。

一方、厚生労働省データでは全体の22.5%が准看護師ですが、マイナビ看護師登録者では12.6%と約半分の割合でした。
  

年代


看護師として転職を考えている方は、どの年代が多いかを見てみましょう。

厚生労働省登録の看護師で35歳未満の方は登録者全体の30%ですが、マイナビ看護師に登録されている方の51.8%35歳未満です。

地域によってばらつきがありますが、20代看護師の登録割合が高いのもマイナビ看護師の特徴です。

女性が多い職場ということもあり、結婚や出産をきっかけに転職される方も多数いらっしゃいます。

 

准看護師は全体的に減少傾向ですが、20代の若手が減少するのに反比例して、子育てが一段落した40代以降の人材はむしろ急増中です。

准看護師の7割が40代です。
 

年代別 勤務希望

 
年代によって勤務希望形態に違いが見られます。

  

マイナビ看護師登録者のアンケートを見ると、10代~20代の60%以上が常勤を希望されていますが、30代以降は半減します。

逆に、30代以降は日勤希望者が45%以上、非常勤勤務も20%前後へと増加しています。

 

20代~30代にかけて、ライフスタイルの変化に伴う勤務体系の希望が変化すること、また、年齢とともに体力面の理由から、クリニック・訪問看護等、夜勤のない職場を希望される方が増える傾向があります。
 

経験業態

 

 
病院やクリニック以外にも老人ホームや保険施設、訪問看護や訪問入浴、臨床開発など、
看護師資格を活かした活躍の場は多岐にわたります。

  

マイナビ看護師の登録者が経験されている業態は病院やクリニックの経験者が81.1%と、臨床現場の経験者の割合が非常に高く、施設勤務経験者が12.4%、訪問看護経験者が2.8%と続きます。

保健師は、学校保健師、行政保健師、産業保健師などのポジションがあり、行政や学校、企業など医療機関以外で働くこともポピュラーです。
 

直近の業態(横)×希望の業態(縦)

 
マイナビ看護師登録者の直近の就業先業態と希望する転職先の業態を表すグラフを見ると、

直近と同じ業態に転職を希望するケースが多いことがわかります。

  

中でも、「病院」や「クリニック」といった臨床現場出身の方の60%以上が、

転職後も臨床現場を希望されています。

  

「施設」「その他企業」から転職を考えている方からも、病院とクリニックに転職を希望する方が全体の50%近くを占めており、臨床現場への転職が多い傾向が見て取れます。

  

看護師の知識や経験を活かせる臨床開発(治験)も需要があり、各業態から企業を目指される方も一定数いらっしゃいます。
 

転職理由

 
看護師たちはどのような理由で転職するのでしょうか。

  

マイナビ看護師登録者の「転職理由」を分類すると、「労働時間・休暇」、「給与・待遇」、「雇用形態」など、労働条件に関するものが43.7%です。

  

残業や休憩時間を削った勤務、有給休暇の取得ができないなど、「労働時間・休暇」が最多です。

  

「給与・待遇」については、現状維持以上を希望される方が多く、現在の状況に不満というよりも、仕事量に見合った給与であるかが重要視されています。

  

一方、「人間関係」や「社風・方針」など、職場との相性に違和感を持たれての転職希望も18.3%です。

  

また、「勤務地・通勤時間」や「転居」が原因など、働く場所が理由の方が12.7%「スキルアップ」や「キャリアチェンジ」のため転職を希望される方も11.4%存在します。
 

年代別 転職理由

           【年代別 転職理由】

 

1

2位

3位

20

労働時間・休暇

給与・待遇

雇用形態

30

労働時間・休暇

家庭の事情

給与・待遇

40

雇用形態

給与・待遇

労働時間・休暇

50代以上

雇用形態

給与・待遇

家庭の事情


 

年代別に転職理由の上位3つを挙げたところ、1位は、20代~30代で『労働時間・休暇』、40代~50代以上で『雇用形態』と大きく分かれました。

  

また、30代のみ2位が『家庭の事情』となっているのも特徴的です。

女性が多くを占める看護師の多くにとって、30代がターニングポイントとなっていることが一つの要因であると考えられます。

ライフスタイルの変化・体力の変化に応じて転職を希望される方が多いようです。

入職決定先

 

病院(急性期病院・リハビリテーション病院・ケアミックス病院・療養病院・精神科病院)に入職される方は全体の63.4%です。 

マイナビ看護師での転職決定先については、病院やクリニックへの転職が約8割を占めています。

その他、施設や訪問看護、企業などへの転職は約2割です。

施設(介護老人保養施設・特別養護老人ホーム・有料老人ホーム・その他施設)の入職先は、どれかに集中することなく、各種施設にまんべんなく入職が決まっています。
 

転職先決定時期

 
 

20174月入職の方を対象に、マイナビ看護師内でデータをとってみたところ、1年前から転職先が決定している人もいますが、45%が入職の3か月前~直近の時点で、35%が入職の半年前から3か月前の時点で転職先が決定しています。

 

入職の5か月前から、決定者が増える傾向が見られます。
 
看護師たちが、転職活動を開始する時期は、年々早まっている傾向にあります。
採用活動を成功させるためには、
看護師たちが転職活動を開始する時期には、採用活動を始めていることがカギとなります。
 

まとめ

看護師の方の登録属性や転職理由のデータはいかがだったでしょうか?

今回は、全国版としてデータを集計しましたが、転職者レポート Vol.01-2」では、マイナビ看護師の転職希望者は、どのような情報を求めているのか?について、転職者レポート Vol.01-3」では、関東圏、東海圏、関西圏の地域ごとの転職希望者の現状と希望業態について徹底解説しています。

看護師の登録属性や転職理由を把握しながら、採用活動にぜひお役立てください。

  

  
※調査対象:2017年5月~2017年10月までの期間における、マイナビ看護師の登録後アンケートの回答結果

【参照】

平成28年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況
  

転職者レポート Vol.01-1【看護師/マイナビ看護師の登録状況】 

転職者レポート Vol.01-2【看護師/マイナビ看護師の登録状況】

転職者レポート Vol.01-3【看護師/マイナビ看護師の登録状況】

 

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メディカルサポネット編集部

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