2018.04.30
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薬剤師採用を成功させるために求人票に記載すべき10の項目

【薬剤師/マイナビ薬剤師調査】

求職者が求人を選定する上で重要視するポイントとして、基本的な労働条件はもちろんのこと、職場環境や人間関係、働きやすさに注目しているケースも多く見受けられます。本記事では、「労働条件」以外の内容をいかにPRし、母集団形成につなげていくかを徹底解説します。

求人票に記載すべき10の項目

仕事内容(配属先)

同じ調剤薬局・ドラッグストアであっても仕事内容(配属先)に強い希望をお持ちの求職者もいらっしゃいます。

・営業時間、曜日

・処方箋枚数(平均●枚~●枚/月)

・応需科目

・応需機関

・品目数

・所属している薬剤師数(正社員、パート)

・・・・・・など

同法人・企業内でも店舗ごとに仕事内容が異なります。

上記を店舗ごとに記載することで、入社後のミスマッチを減らすことができます。

入社時に配属希望がどの程度通るのか、また配属先ごとの募集人数を記載することも有効です。

(例)

・新宿店 (正社員1名、パート・アルバイト1名)

・渋谷店 (正社員1名)

・池袋店 (パート・アルバイト2名)

勤務時間

所定の労働時間に加え、「実際の出勤時間」や「交代シフトの時間設定」を重視される求職者も多くいらっしゃいます。

例えば準備などのために時には就業開始時間よりも30分以上前に出勤しなければならないといったケースなど、

実態にそくした勤務状況を事前に把握したいというニーズもあるため、

所定就業時間と併せて明示することで入社後のミスマッチ解消にもつながります。

(例)

1日の流れを可視化することで、求職者が入職後のイメージを持つことができ、

応募者数の増加や入職後のミスマッチの軽減にもつながります。

 

  

 

残業時間

求人票上はあくまでも平均の残業時間を記載しますが、

どの薬局・ドラッグストアにおいても繁忙期・閑散期が存在しますので、

できる限り実態に近い情報を開示して頂けると入社後の長期定着につながります。

また、残業を削減するための現在行っている取り組み、今後の取り組みなども、

PR事項として記載すると求職者も安心して応募できます。

 

休日・休暇

休日・休暇は、”求職者が重視する応募先の選定基準”の中で上位に入る項目です。

特に「年間休日」を軸に求人票を見られている求職者が多く、

夏季休暇・年末年始休暇・有給休暇の付与実績・取得方法を確認したいというニーズも多く見受けられます。

 

【休日・休暇を求人票に記載する上でのポイント】

※「年間休日」は「所定休日・所定休暇の合計日数」であり、有給休暇の付与日数は含みません。

※各休暇の取得実績・方法や、シフトの組み方(シフト希望の提出日、シフト決定日、連休の有無など)も有効な情報です。

 

給与条件

求人票上では一般的に【月収●万円~●万円】といった記載が多いものですが、

求職者は自身と同じ「年齢」「職歴」「経験」「雇用形態」で、どれくらいの給与になるのかを判断基準とされています。

モデルケースが複数パターン提示されているとイメージしやすく、応募率向上の可能性も。

 

(例)

新卒モデル:月収●万円(諸手当込)/年収●万円(諸手当込)

1年経験モデル:月収●万円(諸手当込)/年収●万円(諸手当込)

3年経験モデル:月収●万円(諸手当込)/年収●万円(諸手当込)

5年経験モデル:月収●万円(諸手当込)/年収●万円(諸手当込)

10年経験モデル:月収●万円(諸手当込)/年収●万円(諸手当込)

※加えて、賞与額・昇給の有無、過去実績も重要な項目となります。 

 

社会保険(健康保険、年金、労災、雇用)

加入する健康保険、年金の種類によって、求職者への助成金等の内容が異なります。

「健康保険or薬剤師国保」、「厚生年金or国民年金」など、

事業所が加入している保険の詳細を記載することが大切です。

 

教育体制、キャリアアップ

入社後の教育やキャリアプランを重視している応募者は多く、

内容や期間等を細かく求人票に記載すると、より応募者へのアピールにつながります。

新卒・既卒ごとに、入社後の教育スケジュールや期間・流れ・内容が異なる場合は、

それぞれ明示するのが望ましい方法です。

また、求職者の中には、認定薬剤師・専門薬剤師資格の取得を目指している方も多いため、

支援制度や取得実績などがあれば、ぜひ記載しましょう。

キャリアプラン(ジェネラリストorスペシャリストorマネジメント)などについても同様です。

研修や勉強会、委員会活動などは、どのようなスケジュールで(頻度や定時内or定時後)実施されるのかも、

注目される項目の一つとなります。

 

企業の方針・社風

重要視されるポイントとしては、会社の方針・社風、設立背景、今後の店舗展開、事業展開などが挙げられます。

キャリアアップや長期的な就業を目指している求職者が、

「会社の方向性」と「求職者の方向性」が一致するかという点を判断する基準として注目しているケースも見受けられます。

 

サポート体制

薬剤師の多くが女性であるということもあり、長期的な就業を希望されている方ほど、

『結婚』、『出産』、『育児』、『介護』など人生のターニングポイントを想定した上で

勤務先を選択される傾向にあります。

産前・産後休業、育児休業、介護休業など、

サポート制度の内容やこれまでの制度利用実績(制度利用者の勤続年数、休業からの復帰率、復帰後のフォローなど)

を記載しておくと、応募意欲の喚起につながります。

 

職場環境

配属先の「働く環境」を重視される求職者も多くいらっしゃいます。

薬局長・管理薬剤師(勤続年数、経験、年齢、方針、志向性など)、

共に働く社員(年齢層、同年代の方が配属先にいるか、新卒・既卒入社率など)についての情報も提供することも重要です。

 

 

まとめ

仕事内容や労働時間、休暇、保険など、勤務体制・制度について、

できる限り実態に近い情報を提示することでミスマッチを防ぐことができます。

教育体制、サポート体制など、将来的に利用できることや利用実績を記載することで、

求職者はキャリアプランを立てやすくなります。

どのような人が働いているのか、職場の方針や社風など、働く環境についての情報も大切なポイントです。

しっかりとした採用ノウハウを知ることで、採用の効率化やコストの削減にもつながります。

求人票に関するご相談や採用活動に関するお悩みは、お気軽にマイナビまでご相談ください。

   

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また、転職希望者に対して応募を促進し、かつ入社後のミスマッチの抑制につながります。

 
 

 

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メディカルサポネット編集部

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