2020.02.06
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新型コロナウイルス陽性、クルーズ船の10人搬送
厚労省が発表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

横浜・大黒ふ頭に停泊しているクルーズ船内で、乗客と乗務員に新型コロナウイルス関する検疫が行われました。31人分のウイルス検査の結果が判明し、乗客9人と乗務員1人の合わせて10人に陽性反応がありました。うち日本国籍は3人です。この10人は神奈川県内の医療機関に搬送されました。集団感染が確認されたため、乗客らは最大14日間の潜伏期間を想定し、船内に滞在することになっています。

 

 厚生労働省は5日、横浜・大黒ふ頭沖で検疫を実施しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」について、新型コロナウイルス検査で陽性が確認された10人を神奈川県内の医療機関に搬送したと発表した。【新井哉】

  

 厚労省が同日公表した加藤勝信厚労相の会見概要によると、発熱などの症状がある人や濃厚接触者ら273人分の検体を採取。31人分のウイルス検査の結果が判明し、10人に陽性反応があった。

 

 この10人について、厚労省は、感染症法に基づく措置入院などの対象者とみなしている。ウイルスの有無を科学的に確認せずに疫学的な条件のみで判断する場合は、最大14日間の潜伏期間を想定した措置を取っており、加藤厚労相は「必要な期間は船内に滞在していただく必要がある」との見解を示している。

 

 クルーズ船の運航会社は同日、ウェブサイトで、陽性反応が確認された10人の国籍などを明らかにした。それによると、10人のうち9人が乗客で、日本国籍と中国籍がそれぞれ3人、オーストラリア国籍が2人、米国籍が1人。残る1人はフィリピン国籍の乗務員と説明している。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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