
1.1型糖尿病へのSGLT2阻害薬使用で注意喚起―日本糖尿病学会(7月30日)
日本糖尿病学会は、「SGLT2阻害薬の適正使用に関する Recommendation」を改訂し、ウェブサイトに掲載した。ケトアシドーシスのリスクを踏まえ、1型糖尿病患者への使用に関して注意喚起している。改訂は3年ぶり3回目。学会によると、2018年12月以降、一部のSGLT2阻害薬(商品名:スーグラ、フォシーガ)が成人1型糖尿病患者におけるインスリン製剤との併用療法として適応取得したが、ケトアシドーシスのリスク増加が報告されている。海外では、成人1型糖尿病への適応申請に対し、欧州医薬品庁がBMI 27kg/m2以上に限定して承認され、米食品医薬品局では承認が見送られている。