【調査概要】
調査時期：2020年３月３日（火）～３月４日（水）
調査対象：全国のミルモ展開エリア（札幌市、東京都・横浜市、大阪府、福岡市）を中心とする介護事業所など
有効回答数：734事業所<札幌市85、東京都（大田区）・横浜市224、大阪府（豊中市、箕面市、高石市、堺市）111、福岡市314>
サービス種別：特別養護老人ホーム39施設（5.3％）、有料老人ホーム44施設（6.0％）、通所介護445施設（60.9％）、訪問看護102施設（14.0％）、グループホーム19施設（2.6％）、その他・未回答含む82施設（11.2％）
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【調査結果サマリー】
◆今後１カ月に使用予定の衛生用品の確保状況
＜マスク＞
・全国平均で半数以上の53.8％の施設が３割（日数換算で10日程度）以下の備蓄量
・全国平均で11.3％が備蓄なし
＜消毒用アルコール＞
・全国平均で45.1％の施設が３割（日数換算で10日程度）以下の備蓄量
◆直近１週間の衛星用品の納品の有無
・マスクは全国平均で95.3％、消毒用アルコールは88.7％が直近の１週間納品の予定がない
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高齢者は新型コロナウイルス感染症による重症化のリスクが高いことから、今回の調査から介護サービス利用者や介護職員が新型コロナウイルス感染症の高い危険にさらされていることが伺えます。
ウェルモは今回の結果を受け、医療機関へは衛生用品の優先配布が指示されている中、介護現場へも同様の衛星用品の優先配布などが必要である旨を政府関係者に要望として伝えています。AIやICTなどを活用した介護福祉プラットフォームを提供する同社は、「今後も介護事業所とのネットワークを生かし、介護現場の現状を集約・発信し、介護事業所の運営支援のためにできる活動をして参ります」としています。
【調査結果詳細】
◆今後１か月に使用予定の衛生用品の確保状況（0～100％で回答）
※使用量制限や使用控えをしない前提での回答
＜マスク＞
全国平均で半数以上の53.8％が３割（日数換算10程度）以下となり、０％（備品がない）も全国平均で11.3％。全国的に著しくマスクが不足している状況。
＜消毒用アルコール＞
全国平均で半数近く（の45.1％が３割（日数換算10日程度）以下となり、マスクと同様に大きく不足している。
＜使い捨て手袋＞
マスク、消毒用アルコールに比べると不足状況は和らぐが、全国平均で22.1％が３割（日数換算10日程度）以下となった。
◆直近１週間の衛星用品の納品の有無
直近１週間の衛星用品の納品予定について、マスクは全国平均で95.3％、消毒用アルコールは88.7％が直近の１週間納品の予定がないと回答しており、少ない備品で不安の中業務にあたっていることが分かります。
【介護現場からの声（一部抜粋）】
▶本当に現場は困っています。お客様やスタッフが安心して過ごせるよう事務方は日々奔走していますが、全く入手できません。不安でデイサービスに来られないお客様やスタッフも出てきています。
▶マスク、アルコールに関しては全く入手できていないです。アルコールがなくなった後の手指消毒の手段がありません。
▶スタッフが自前で購入したものを使用しているが在庫が底をつく状況が間近で非常に困っている。
▶病院併設です。全体で１日１枚/１人の制限がかかっており、その状況ですと４月末までは確保されていますが、アルコールに関しては使用制限がかかっており在庫のみのため、通所では使用できません。
◆その他、不足している衛生資材や確保に苦慮していること（自由記述）
主な記述
・ペーパー類（トイレットペーパー、ペーパータオル、ティッシュペーパーなど）
・非接触型の体温計
・手洗い用洗剤
・除菌関連製品（除菌石鹸、除菌ウェットティッシュ、手指用の除菌ジェル）
・マスクは職員の個人のものを利用している など
■株式会社ウェルモ
社会課題をAIやITCなど先端技術の力で解決することをミッションに掲げるケアテックカンパニー。介護の地域資源情報を集約するプラットフォーム「ミルモネット」、児童発達支援・放課後等デイサービス「UNICO（ユニコ）」の事業を展開し、今夏にケアプラン作成支援AIの「ケアプランアシスタント」を発売予定。
URL：https://welmo.co.jp/
