2018.12.06
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オンライン資格確認、保険証2桁番号なくても表示
厚生労働省が医療保険部会でイメージ提示

メディカルサポネット 編集部からのコメント

12月6日に第116回社会保障審議会 (医療保険部会)が開催され、(1)医療・介護データ等の解析基盤に関する有識者会議における検討状況、(2)高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施に関する有識者会議における検討状況、(3)オンライン資格確認等システムの検討状況などについて報告されました。(3)オンライン資格確認の検討状況については、●被保険者番号の個人単位化とオンライン資格確認等、●個人単位の2桁番号付きの保険証様式、●医療機関・薬局における保険証を利用した資格確認、●特定健診データ、医療費・薬剤情報等の照会・提供サービス、●オンライン資格確認等の導入スケジュールについて、イメージが説明されています。

  

 厚生労働省は6日、社会保障審議会医療保険部会の会合で、 被保険者番号の個人単位化とオンライン資格確認のイメージを示し た。新規発行の保険証に追加する個人単位の2桁番号に関して、「 発行済みの保険証は、2桁番号がなくても使用できることとし、 回収・再発行を不要とする」と説明。2桁番号がない場合でも、 記号・番号、生年月日で資格情報を特定し、 表示できるようにする。【新井哉】 

 

厚生労働省が示した医療機関・薬局における「資格情報の表示パターン案」

 

 この日の会合で、厚労省は、医療機関・薬局における「資格情報の表示パターン案」も提示した。それによると、2桁の番号を入力した場合、▽保険者番号▽▽保険者名▽記号・番号▽枝番(2桁番号)▽氏名▽生年月日▽性別▽資格取得年月日▽限度額適用認定証情報―などが表示される。

 

 資格を喪失しているケースについては、旧資格の情報が表示される仕組みとし、新しい保険証の提出を求めた上で、改めて資格確認の入力作業を行う。マイナンバーカードによる受診の場合は、カードリーダーで読み取った患者の資格情報が画面に表示されるという。

 

 2021年4月ごろから新規発行の保険証に2桁の番号を追加し、5月ごろから保険者によるオンライン資格確認を開始。10月ごろから2桁番号を付けたレセプト請求を始める予定。

 

出典:医療介護CBニュース 

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