2021.01.21
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多摩総合医療センターと墨東病院職員がコロナ感染
東京都が発表、入院・外来の通常診療は継続

メディカルサポネット 編集部からのコメント

東京都は、都立墨東病院の診療放射線技師1人と都立多摩総合医療センターの看護師1人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。都立墨東病院の診療放射線技師と接触があった職員12人については濃厚接触者に該当しないと判断され、また多摩総合医療センターの看護師についても院内に接触者はいないと説明しています。いずれも外来・入院ともに通常診療を継続するとしています。

 

 

 東京都新型コロナウイルス感染症対策本部は19日、都立墨東病院(墨田区、一般719床、精神科36床、感染症10床)の診療放射線技師1人(常勤職員)と都立多摩総合医療センター(府中市、一般697床、精神30床、結核29床、いずれも予算定床)の看護師1人(常勤職員、病棟勤務)が新型コロナウイルスに感染したことが判明したと発表した。【新井哉】

 

 墨東病院職員の感染を巡っては、対策本部が8日、一般病棟の看護師1人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表。12日に医師、看護師それぞれ1人、14日に看護師2人、15日に看護師1人が新型コロナウイルスに感染したことが判明したと発表していた。医師を除き、いずれも同じ病棟に係わっていた。

 

 今回感染が判明した診療放射線技師は、この病棟における感染とは「関連はない」としている。この診療放射線技師と接触があった職員12人(いずれも診療放射線技師)については、「所管保健所から濃厚接触者に該当すると判断された者はいない」と説明。「健康観察を継続し、症状が出現した場合は検査を実施する」としている。

 

 多摩総合医療センターの看護師については、13日に同居家族が抗原検査で「陽性」が判明し、自宅待機としていた。15日に発熱の症状が出現し、18日に「陽性」が判明したが、8日以降は勤務がないため、「院内に接触者はいない」と説明している。

 

 墨東病院と多摩総合医療センターの診療に関しては、いずれも所属部署の職員に現在症状を訴える者は出ていないことなどを挙げ、「外来・入院とも通常診療をこれまでどおり継続する」としている。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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