2019.04.10
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必要量の確保困難なセファゾリン、代替薬リストを作成
厚労省「添付文書など確認を」

メディカルサポネット 編集部からのコメント

『セファゾリンナトリウム注射用 0.25g/0.5g/1g/2g「日医工」』(製造販売元:日医工株式会社)が、原薬入荷および製造等の問題から3月より製品供給に支障をきたしており厚生労働省は安定供給されるまでの対応として、供給不足等によりセファゾリンを使用できない場合の代替薬リスト を公開しました。本来の推奨薬とは限らない薬剤も含まれています。利用にあたっては必ず注意点を確認してください。

 

 日医工が抗菌薬「セファゾリンナトリウム注射用0.25g/0.5g/1g/2g日医工」の必要量を確保することが難しいと公表していることを受け、厚生労働省は代替薬のリストを作成し、都道府県などに周知した。供給不足に伴う悪影響を最小限に抑えることに加え、抗菌薬の適正な使用を促すのが目的。リストに記載している薬剤を使用する場合、添付文書や関連のガイドラインを確認するよう呼び掛けている。【松村秀士】

   

 同剤は、敗血症や感染性心内膜炎、皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、外傷・熱傷、咽頭・喉頭炎、手術創の二次感染など、さまざまな治療で使用される。製造販売元の日医工は3月、同剤について、「原薬入荷および製造等の問題により製品供給に支障を来す」「必要量を確保することが難しい状況」との情報を出していた。

 

 これを受けて厚労省は、日医工に対して供給再開に努めるよう求めるとともに、他のメーカーに対して同様の効能を持つ薬剤の生産増強を促している。ただ、同剤の供給再開の時期が見通せないことなどから、代替薬のリストを作成。医療機関などで活用してもらいたい考えだ。

 

 厚労省はまた、代替薬を使用する際の注意点もまとめている。具体的には、リストに記載されている薬剤は、推奨される投与量や投与間隔がセファゾリンと異なるため、「必ず添付文書や各種ガイドラインを確認すること」と強調。また、抗菌薬の処方に関する最終的な決定については、感染対策チームなどの助言を踏まえて治療する医師が行うよう求めている。

 

 このほか、▽リストは供給不足などによってセファゾリンが使用できない場合の代替薬候補となる薬剤の一覧で、病態・術式に対する本来の推奨薬とは限らない薬剤も含まれる▽リストに掲載されていない薬剤が不適切とは限らない▽個別の患者マネジメントに関しては病態や術式を十分に検討して決定する―ことにも留意すべきだとしている。

 

 セファゾリンの代替薬リストは、以下の通り。

 

 

 

 出典:医療介護CBニュース

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