2019.03.04
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アルコール健康障害対策、専門医療機関と連携促進
千葉県が計画案、治療拠点機関設置も

メディカルサポネット 編集部からのコメント

千葉県は、県アルコール健康障害対策推進計画(2019―22年度)の案をまとめました。アルコール健康障害のある人の中には、一般医療機関を受診していても、適切な治療が受けられず、飲酒運転や暴力などの問題を起こしている恐れがあるため、一般医療機関と専門医療機関が連携できる仕組みを作る必要があります。病気になってしまってから、これまでの飲酒パターンを変えることは非常に困難なため、まずは病気にならないようにお酒との付き合い方を考え直してみましょう。

  

千葉県アルコール健康障害対策推進計画案

 

 千葉県は、県アルコール健康障害対策推進計画(2019―22年度)の案をまとめた。アルコール健康障害のある人が受診することが多い一般医療機関と専門医療機関との連携促進に加え、治療拠点機関と専門医療機関を設ける方向性を示している。【新井哉】

 

 計画案では、17年度の県内の「アルコールによる精神および行動の障害」の診断による入院は381人、通院は726人となっていることを取り上げ、「入院者は横ばい、通院者は増加傾向」としている。

 

 また、アルコール健康障害のある人の中には、一般医療機関を受診しているが、適切な治療が受けられず、飲酒運転や暴力などの問題を起こしている恐れがあるため、一般医療機関と専門医療機関が連携できる仕組みを作る必要があるという。

  

 こうした状況を踏まえ、専門医療機関を認定する制度を新たに設けて周知する方針を明記。具体的な目標値(22年度)として、治療拠点機関を1カ所、専門医療機関を4カ所設けることを挙げている。

  

  

 出典:医療介護CBニュース

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