2019.02.13
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インフルエンザ患者報告数、全都道府県で減少
厚生労働省が発生状況を公表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省は2月8日に、平成31年第5週(平成31年1月28日から平成31年2月3日まで)分のインフルエンザの発生状況を発表しました。休校数、学年閉鎖数、学級閉鎖数のいずれも減少しています。とはいえ、医療関係者各位におかれましてはまだまだピーク真っ只中の感覚ではないでしょうか。未だ6,995件もの施設が閉鎖しているピーク状態が続いています。増減情報に油断せず、引き続きご対応をよろしくお願いいたします。詳細については国立感染症研究所のwebサイトで確認できます。

 

 厚生労働省は8日、インフルエンザの発生状況を公表した。1月28日から2月3日までの1週間の全国の患者報告数(定点医療機関約5000カ所)は、前週比約24%減の定点医療機関当たり43.24人。前週は31都道府県で増加し、全国の患者報告数は感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で過去最多となっていたが、この週は全都道府県で減少した。【新井哉】 

 

 

 都道府県別では、埼玉が65.68人で最も多く、以下は新潟(62.51人)、宮城(58.77人)、千葉(56.89人)、大分(52.14人)、石川(51.73人)、神奈川(51.62人)、福島(51.39人)、栃木(51.30人)、山梨(48.22人)、茨城(47.81人)、宮崎(47.59人)、沖縄(47.14人)、東京(45.67人)、長野(45.57人)、群馬(44.73人)などの順だった。

 

 この1週間に医療機関を受診した推計患者数は前週比約55万7000人減の166万9000人。10歳未満が全体の3割超を占めた。

 

 入院患者数(基幹定点医療機関約500カ所)は前週比719人減の2661人。入院時の状況(一部重複あり)については、「頭部CT検査、頭部MRI検査、脳波検査のいずれかの実施(予定含む)」が316人、「ICU入室」が99人、「人工呼吸器の利用」が66人いた。

 

 ウイルスの検出状況については、直近の5週間ではAH1pdm09の検出割合が53%で最も多く、次いでAH3 亜型(46%)、B型(1%)の順だった。

 

  

 出典:医療介護CBニュース

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