2019.02.07
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インフルエンザ患者報告数、東京で減少に転じる
前週比28%減、10歳未満が6割

メディカルサポネット 編集部からのコメント

東京都感染症情報センターはインフルエンザの流行状況(東京都 2018-2019年シーズン)を公開しています。増加し続けていたインフルエンザの患者報告数ですが、天気が崩れるのに並行して、ようやく減少となりました。しかし、定点報告疾病集計表の2019年1月28日 - 2019年2月3日のデータでは、5歳~9歳が5,039人、4歳以下が3,783人と小学生以下で多数の報告が続いています。インフルエンザに感染すると、脳症や肺炎などを発症しやすい子どもたち……まだまだ油断大敵です。

 

 東京都のインフルエンザの1週間当たりの患者報告数が減少したことが6日、都がまとめた1月28日から2月3日までの週の患者報告で分かった。前週は感染症法に基づく調査が始まった1999年以降で最も多い患者報告数となっていたが、減少に転じた。ただ、ほとんどの保健所管内で警報基準値を上回っており、学級・学年閉鎖の報告も続いている。【新井哉】

 

 

 

 この週の1医療機関(定点医療機関)当たりの患者報告数は、前週比約28%減の45.67人。年齢別では、10歳未満が全体の約6割を占めている。

 

 保健所管内別では、多摩小平が62.86人で最も多く、以下は町田市(61.08人)、八王子市(61.06人)、荒川区(58.57人)、南多摩(55.29人)、葛飾区(54.38人)、多摩立川(54.24人)、西多摩(53.93人)、多摩府中(53.22人)、江戸川(51.42人)、世田谷(49.96人)、中野区(49.6人)などの順。渋谷区(29.57人)と千代田(29.0人)、島しょ(18.5人)を除き警報基準値(30.0人)を上回っている。

 

  

 出典:医療介護CBニュース

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