2019.01.31
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医薬品の確認徹底を要請―青酸カリ混入の脅迫文を受け厚労省

メディカルサポネット 編集部からのコメント

1月30日現在、都内の製薬会社・食品会社・新聞社など14社、大阪の製薬会社3社、札幌の食品会社1社に、青酸カリの粉末と封筒に入った文書が郵送されています。文書には「青酸カリを入れた偽物の薬を作って流通させる。2月22日までに3500万ウォンにあたるビットコインを送らなければ悲劇が起こる」という内容が書かれていたということです。消印はすべて「神田」という報道もあります。警視庁は同一犯による恐喝未遂事件として捜査本部を設置しています。不審な封筒が届いた場合は手を触れずに警察に届け出るようご注意ください。

 

シアン化カリウム(青酸カリ)を入れた医薬品を流通させるという脅迫文が複数の製薬会社と報道機関に届いたとの事案を受け、厚生労働省は29日、医薬品の外観や封の確認を求める通知を都道府県に発出した。医療機関等への周知徹底を要請している。

通知では、①医薬品の外観や封の確認、②常時取引関係にある場合を除き、医薬品の譲渡人が必要な販売業許可等を持つ事業者であることの確認、③納品者の身分証提示による本人確認、④意図的な異物混入がなされないよう、医薬品の保管場所をはじめ部外者の立入を制限している区域への部外者の立入の注意―を行うよう指示。取り扱っている医薬品に意図的に異物が混入されたなど異常のおそれがある場合は、速やかに監視指導・麻薬対策課、所管の都道府県、最寄りの保健所等に報告の上、警察に通報するよう求めた。

 

 出典:Web医事新報

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