メディカルサポネット 編集部からのコメント鹿児島県が熊毛圏域の認知症疾患医療センターを公募中です。事業内容は、(1)鑑別診断とそれに基づく初期対応、(2)周辺症状と身体合併症への急性期対応、(3)専門医療相談、(4)認知症疾患医療連携協議会の設置及び運営、(5)研修会の開催です。指定期間は平成31年4月1日から3年間、公募締め切りは平成30年12月20日(木曜日)までです。公募要項、運営事業実施要項、提出書類などは鹿児島県ウェブサイトから閲覧・ダウンロードできます。 |
鹿児島県は、認知症疾患医療センターを運営する病院・診療所の公募を始めた。同センターがない二次医療圏(熊毛圏域)が対象。20日まで受け付け、2019年2月に選定結果を通知、3月に1カ所指定する予定。指定できれば県内全ての二次医療圏で認知症専門医療の提供体制が整うことになる。【新井哉】
鹿児島県が公表した認知症疾患医療センターの公募要領
3つある同センターの類型については、地域の拠点機能や専門職への教育などを担う「地域拠点型」、病院だけでなく診療所も対象となる「連携型」のいずれかとする見通し。
県は業務内容について、▽認知症の鑑別診断とそれに基づく初期対応▽BPSD(認知症の周辺症状)と身体合併症への急性期対応▽専門医療相談―などを挙げている。予算の範囲内で同センターの運営に必要な経費を補助する。
県の保健医療計画(18-23年度)によると、要介護認定などを受けている人のうち、認知症の症状が見られる高齢者は6万2588人(17年10月1日現在)で、65歳以上の全要介護(要支援)認定者の62.9%を占めている。そのため、同計画では「より身近な地域で早期診断・早期対応とともに認知症の周辺症状や身体合併症に対応できる体制づくりが必要」としていた。
出典:医療介護CBニュース