メディカルサポネット 編集部からのコメント無理な出勤は職場にインフルエンザを蔓延させ、かえって迷惑をかけることにもなりかねません。熱が下がってもウイルスは残っているので、完治するまでは医師からの指示を守らせることが大切です。 |
厚生労働省は30日、インフルエンザの発生状況を公表した。19日から25日までの週の全国の患者報告数(定点医療機関約5000カ所)は、前週比約37%増の定点医療機関当たり0.52人で、4週連続で増加した。入院患者については前週と比べて約3倍の報告があった。【新井哉】
都道府県別では、三重が1.33人で最も多く、以下は青森と鹿児島(共に1.18人)、沖縄(1.03人)、埼玉(0.84人)、香川(0.83人)、奈良(0.78人)、福岡(0.74人)、愛知(0.72人)などの順。33道府県で前週よりも増えた。
この1週間に医療機関を受診した推計患者数は前週比約5000人増の約1万8000人。年齢別では10歳未満が全体の4割超を占めた。
入院患者数(基幹定点医療機関約500カ所)は前週比31人増の47人。入院時の状況(一部重複あり)については、「頭部CT検査、頭部MRI検査、脳波検査のいずれかの実施(予定含む)」が11人、「人工呼吸器の利用」「ICU入室」がそれぞれ1人いた。
ウイルスの検出状況については、直近の5週間ではAH1pdm09の検出割合が最も多く、AH3 亜型がこれに次いだ。
出典:医療介護CBニュース