2018.11.30
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インフルエンザ感染拡大、入院患者が前週比3倍に
厚生労働省が発生状況を公表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

無理な出勤は職場にインフルエンザを蔓延させ、かえって迷惑をかけることにもなりかねません。熱が下がってもウイルスは残っているので、完治するまでは医師からの指示を守らせることが大切です。

 

 厚生労働省は30日、インフルエンザの発生状況を公表した。19日から25日までの週の全国の患者報告数(定点医療機関約5000カ所)は、前週比約37%増の定点医療機関当たり0.52人で、4週連続で増加した。入院患者については前週と比べて約3倍の報告があった。【新井哉】

 

 

 都道府県別では、三重が1.33人で最も多く、以下は青森と鹿児島(共に1.18人)、沖縄(1.03人)、埼玉(0.84人)、香川(0.83人)、奈良(0.78人)、福岡(0.74人)、愛知(0.72人)などの順。33道府県で前週よりも増えた。

 

 この1週間に医療機関を受診した推計患者数は前週比約5000人増の約1万8000人。年齢別では10歳未満が全体の4割超を占めた。

 

 入院患者数(基幹定点医療機関約500カ所)は前週比31人増の47人。入院時の状況(一部重複あり)については、「頭部CT検査、頭部MRI検査、脳波検査のいずれかの実施(予定含む)」が11人、「人工呼吸器の利用」「ICU入室」がそれぞれ1人いた。

 

 ウイルスの検出状況については、直近の5週間ではAH1pdm09の検出割合が最も多く、AH3 亜型がこれに次いだ。

  

出典:医療介護CBニュース

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