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メディカルサポネット 編集部からのコメント病院・クリニック・施設・訪問看護など、看護師が働く施設形態はさまざまです。中でも訪問看護ステーションで働く看護師さんの1割は、60代以上だったそうです。今後は、年齢を重ねても働いていきたいという意欲を持った求職者を市場に受け入れていく仕組みを整えることが重要です。 |
訪問看護ステーションの求職者の1割近くが60歳以上となっていることが、日本看護協会(日看協)の調べで分かった。60歳以上の求職者数は増加傾向となっており、日看協は「勤務意欲の高いセカンドキャリア求職者を活用する仕組みの整備が課題」としている。【新井哉】
日看協は、都道府県看護協会が都道府県から委託を受けて運営しているナースセンター(84カ所)の求職・求人データを調べた。2016年度の求人倍率は前年度比0.27ポイント減の2.41倍。施設からの求人数が横ばいだったのに対し、求職者数は前年度比10.2%増の6万6485人となっていた。
求職者の年齢構成は、「40-44歳」が17.2%で最も高く、次いで「45-49歳」(16.2%)、「35-39歳」(14.7%)などの順だった。60歳以上は9.0%で前年度より1.3ポイント増えていた。
求職者の希望する雇用形態別の割合は、「常勤」が57.3%で最も高かった。「非常勤(期間の定めのある1カ月の雇用)」は32.9%、「臨時雇用(期間が1カ月未満の雇用)」は9.7%だった。
退職理由は結婚などが上位、20歳代は精神的な理由も
日看協は職場を退職した理由についても調べた。全体(20-50歳代)では「結婚」「転居」「妊娠・出産」が上位3位までを占めた。20歳代に関しては、これらのほかに、「自分の健康(主に精神的な理由)」「看護職の他の職場への興味」が多いといった特徴があった。
出典:医療介護CBニュース