2025.05.20
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介護職へのカスハラ対策、審議会で家族の会から心配の声 「どうしようもないケースも…」

メディカルサポネット 編集部からのコメント

19日に開催された社会保障審議会・介護保険部会で、厚生労働省は人手不足を課題として取り上げ、人材の定着を図る手立ての1つにハラスメント対策の推進をあげました。委員のひとりは「介護職の職場環境を改善するために対策が重要であることは理解している」と前置きしたうえで、「介護サービスの利用者は認知症や精神疾患の場合も少なくない。一般的な消費者としてのカスタマーではなく、病気や障害により説明がよく理解できなかったり、判断が難しかったりする場合がある」と指摘しました。

 

 《 社保審・介護保険部会|2025年4月撮影 》

    

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介護職へのハラスメントの対策が論点の1つになった審議会で、利用者・家族を代表する立場の委員から懸念の声があがった。【Joint編集部】

   

19日に開催された社会保障審議会・介護保険部会。厚生労働省は人手不足を課題として取り上げ、人材の定着を図る手立ての1つにハラスメント対策の推進をあげた。

 

これを受けて、「認知症の人と家族の会」から議論に参加した委員が、「カスタマーハラスメントについて申し上げたいことがある」と切り出した。

 

「介護職の職場環境を改善するために対策が重要であることは理解している」と前置きしたうえで、「介護サービスの利用者は認知症や精神疾患の場合も少なくない。一般的な消費者としてのカスタマーではなく、病気や障害により説明がよく理解できなかったり、判断が難しかったりする場合がある」と指摘。「介護職や介護事業者は、その心身の状況を十分に理解し、利用者の加害的な行為を判断する必要があると思う。利用者の特有の症状について、介護職の専門性に立脚した判断をしていただくよう要望する」と呼びかけた。

 

続けて、「利用者本人や家族からみれば、一方的にハラスメントだと判断されて当惑するケースが出てくるかもしれない。家族がハラスメントをしないよう繰り返し説明しても、本人が分からない、分かっていてもどうしようもないケースもある」と述べ、関係者に理解を求めた。

 

 

 

 

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 出典: JOINT

 

  

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