2024.11.26
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今年度のケアマネ試験、合格率が急上昇 20年ぶりの30%台 合格者急増=速報値

メディカルサポネット 編集部からのコメント

10月13日に実施された今年度の介護支援専門員実務研修受講試験(第27回)の合格者が25日に発表され、合格率が急上昇したことがわかりました。今回の合格率は、過去27回で上から5番目にあたる高水準となっています。今回は受験者数が減ったものの、合格者数は前回より5384人多くなりました。

 

10月13日に実施された今年度の介護支援専門員実務研修受講試験(第27回)の合格者が25日に発表された。【Joint編集部】 

   

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47都道府県の報告をJoint編集部が独自に集計したところ、今回は受験した5万3701人のうち、1万7228人が合格。合格率は32.1%で、前回を11.1ポイント上回る急上昇となった(*)。

 

* 集計は25日時点の速報値。今後変動する可能性あり。

 

ケアマネ試験の受験者数・合格者数の推移 

今回の合格率は、過去27回で上から5番目にあたる高水準。30%台は2004年度以来で、実に20年ぶりとなる。

 

ケアマネ試験の合格率の推移  

合格率が急上昇した結果、合格者数が大幅に増加した。

 

今回は受験者数が減ったものの、合格者数は前回より5384人多くなった。1万7千人超の合格者数は、受験要件が厳格化された2018年度より前と比べても遜色のない規模。

 

都道府県ごとの合格率で最も高かったのは、39.4%の愛知県。次いで36.8%の京都府、36.6%の埼玉県と続いた。

 

淑徳大学・総合福祉学部の結城康博教授は合格率の変動について、「今回は試験内容が以前と比べて優しかった。ケアマネジャー不足が深刻化していることも踏まえ、国はハードルを下げて合格率を上げたのではないか」と指摘。「受験要件を厳格化したり試験内容を優しくしたりと、国の施策が迷走している。人材の確保や資質の担保などに向けて、改めて方向性を整理すべき」と述べた。

 

   

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 出典: JOINT

 

  

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