2024.07.04
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手足口病の増加続く、6月17-23日で2万人に
33都府県で「警報レベル」上回る

メディカルサポネット 編集部からのコメント

手足口病の感染者数が急増し、6月17-23日の週で約2万人に達しました。33都府県で「警報レベル」を超え、全国の定点当たり報告数も6.31となりました。特に北陸、東海、関西、四国の全府県が警報レベルに達しています。

感染者の9割は5歳以下の乳幼児で、夏に流行がピークを迎えます。手洗いやタオルの使い回しを避けるなどの予防が呼び掛けられています。

      

 全国的に流行拡大が続く手足口病の感染者数がさらに急増している。国立感染症研究所が2日に公表した第25週(6月17-23日)の感染者数は、前週(10-16日)から3割増え、約2万人となった。定点医療機関当たりの報告数が5.0を超えて「警報レベル」に達したのは33都府県となり、前週より12都県増えた。【渕本稔】

 

 全国の定点当たり報告数も6.31となり、「警報レベル」を超えている。

 

 北陸(新潟・石川・富山・福井)と東海(岐阜・静岡・愛知・三重)、関西(滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)、四国(徳島・香川・愛媛・高知)は全ての府県が「警報レベル」に達した。

 

 2024年の累計報告数は8万4,206人。都道府県別に見ると、大阪の9,758人が最も多く、以下は兵庫(5,731人)、東京(4,645人)、福岡(4,432人)、愛知(4,339人)、鹿児島(3,669人)が続く。

 

 手足口病の感染者は、9割前後を5歳以下の乳幼児が占める。「コクサッキーウイルス」や「エンテロウイルス」が原因で、夏に流行のピークを迎えることが多い。

 

 今後本格的な夏を迎えるに当たり、「警報レベル」に達した自治体を中心に手洗いの徹底やタオルの使い回しを避けるなど、感染予防を心掛けるよう呼び掛けている。

 

  出典医療介護CBニュース

 

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