2024.06.21
3

劇症型溶連菌の患者数が1千人超え
過去最多を更新 感染研

メディカルサポネット 編集部からのコメント

2024年のSTSS患者数は9日時点で1,019人に達し、過去最多となりました。都道府県別では東京が最も多く、次いで愛知、埼玉、神奈川、大阪、千葉が続く。STSSはA群溶血性レンサ球菌が原因で、急速に進行し多臓器不全を引き起こします。特に30歳以上の成人に多いです。厚生労働省は新型コロナウイルス対策の緩和が背景にあるとし、基本的な感染対策を呼び掛けています。

      

 2024年のSTSSの累計患者数は、2日時点で過去最多の977人に上っていたが、9日時点でさらに42人増え、1,019人となった。

 

 都道府県別では、東京の150人が最も多く、以下は愛知(69人)、埼玉(68人)、神奈川(59人)、大阪(55人)、千葉(51人)が続く。

 

 STSSの主な病原体はA群溶血性レンサ球菌で、突発的に発症した後、急速に病状が進行し、多臓器不全を引き起こす。子どもから大人まで広範囲の年齢層で発症するが、特に30歳代以上の成人に多い。

 

 STSSの患者の増加について、厚生労働省は新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行し、感染対策が緩和されたことが背景にあるとみている。

 

 STSSに有効なワクチンは現時点ではなく、厚労省では手洗いや咳エチケット、けがなどをした際に傷口を清潔に保護するなど、基本的な感染対策を呼び掛けている。 

  出典医療介護CBニュース

 採用のご相談や各種お問合せ・資料請求はこちら【無料】     

 


採用のご相談や各種お問合せ・資料請求はこちら【無料】

 

 

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP