メディカルサポネット 編集部からのコメント2024年のSTSS患者数は9日時点で1,019人に達し、過去最多となりました。都道府県別では東京が最も多く、次いで愛知、埼玉、神奈川、大阪、千葉が続く。STSSはA群溶血性レンサ球菌が原因で、急速に進行し多臓器不全を引き起こします。特に30歳以上の成人に多いです。厚生労働省は新型コロナウイルス対策の緩和が背景にあるとし、基本的な感染対策を呼び掛けています。 |
2024年のSTSSの累計患者数は、2日時点で過去最多の977人に上っていたが、9日時点でさらに42人増え、1,019人となった。
都道府県別では、東京の150人が最も多く、以下は愛知(69人)、埼玉(68人)、神奈川(59人)、大阪(55人)、千葉(51人)が続く。
STSSの主な病原体はA群溶血性レンサ球菌で、突発的に発症した後、急速に病状が進行し、多臓器不全を引き起こす。子どもから大人まで広範囲の年齢層で発症するが、特に30歳代以上の成人に多い。
STSSの患者の増加について、厚生労働省は新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行し、感染対策が緩和されたことが背景にあるとみている。
STSSに有効なワクチンは現時点ではなく、厚労省では手洗いや咳エチケット、けがなどをした際に傷口を清潔に保護するなど、基本的な感染対策を呼び掛けている。
出典:医療介護CBニュース
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