2024.06.18
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手足口病が流行拡大、17府県で警報レベル
近畿地方は全7府県で

メディカルサポネット 編集部からのコメント

手足口病が乳幼児を中心に流行しており、国立感染症研究所の速報によると、17府県で警報レベルに達しました。特に近畿地方の全7府県が警報レベルに達しています。手足口病は主にコクサッキーウイルスやエンテロウイルスが原因で、夏に流行しやすいです。多くは軽症ですが、まれに重い合併症を引き起こすことがあります。有効なワクチンはなく、手洗いなどの予防が重要です。

      

 口の中や手のひら、足の裏などに発疹や水疱ができる手足口病の流行が乳幼児を中心に拡大している。国立感染症研究所が18日に発表した速報によると、定点医療機関当たりの報告数が5.0を超える「警報レベル」に3-9日に達したのは17府県となった。【渕本稔】

  

 前週(5月27日-6月2日)から新たに5府県が加わった。近畿地方では、全7府県(三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)が警報レベルに達した。

 

 2024年の累計報告数は4万9,516人。都道府県別に見ると、大阪の6,549人が最も多く、以下は兵庫(3,185人)、鹿児島(2,627人)、福岡(2,619人)、群馬(2,522人)、大分(2,046人)が続く。

 

 手足口病は「コクサッキーウイルス」や「エンテロウイルス」が原因で、夏に流行することが多い。報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占める。発病しても多くは軽症で済むが、まれに髄膜炎や心筋炎などの合併症を引き起こす。

 

 手足口病に有効なワクチンはなく、警報レベルに達した自治体などでは日ごろから手洗いなどの感染予防を心掛けるよう呼び掛けている。 

  出典医療介護CBニュース

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