2024.02.28
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【感染症情報】溶血性レンサ球菌、前週比減も過去10年最多続く

メディカルサポネット 編集部からのコメント

国立感染症研究所の最新感染症発生動向調査が公表されました。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者数は減っていましたが、それでもなお過去10年最多が続いています。インフルエンザと新型コロナウイルス感染症、感染性胃腸炎は前週より減少。ですがRSウイルス感染症は増加していました。

   

 国立感染症研究所が27日に公表した12-18日までの1週間(第7週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、定点医療機関当たりのA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者数は前週より減ったものの過去10年最多が続く。インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、感染性胃腸炎はそれぞれ前週より減った。RSウイルス感染症は増えた。

 

 〔インフルエンザ〕報告数は前週比13.7%減の20.64人。過去10年の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、福岡(37.07人)、大分(30.47人)、熊本(29.91人)。

 

 〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比16.7%減の5.73 人。過去10年同期の平均を上回る水準が続く。都道府県別の上位3位は、石川(10.83人)大分(10.11人)、鹿児島(9.69人)。

 

 〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比7.1%増の0.15人。過去5年で最も少ない。都道府県別の上位3位は、北海道(0.64人)、福島(0.43人)、和歌山(0.4人)。

 

 〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比20.2%減の3.68人。報告数は前週よりやや減少したものの、過去10年で見ると6週連続の最多。都道府県別の上位3位は、鳥取(8.58人)、山形(7.61人)、北海道(7.54人)。

 

 〔新型コロナウイルス感染症〕26.5%減の10.1人。都道府県別の上位3位は、石川(15.48人)、茨城(15.46人)、岐阜(15.16人)。

 

  

 

  出典医療介護CBニュース

 

   


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