2024.02.21
3

【感染症情報】溶血性レンサ球菌、5週連続で過去10年最多

メディカルサポネット 編集部からのコメント

国立感染症研究所の最新感染症発生動向調査が公表されました。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者数は前週よりも減少しましたが、それでもなお5週連続で過去10年最多の感染者数です。インフルエンザとRSウイルス感染症も再び増加している一方、新型コロナウイルス感染症と感染性胃腸炎は前週より減少していました。

   

国立感染症研究所が20日に公表した5 -11日までの1週間(第6週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、インフルエンザと新型コロナウイルス感染症は定点医療機関約5,000カ所、速報値)によると、定点医療機関当たりのA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者数は5週連続で過去10年最多。インフルエンザは再び増加傾向に。RSウイルス感染症も増えた。新型コロナウイルス感染症と感染性胃腸炎は前週より減った。

 

〔インフルエンザ〕報告数は前週比5.8%増の23.93人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、福岡(56.48人)、佐賀(38.15人)、熊本(34.83人)。

 

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比7.4%減の6.88人。過去10年同期の平均を上回る水準が続く。都道府県別の上位3位は、大分(14.75人)香川(13.39人)、石川(13.25人)。

 

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比16.7%増の0.14人。過去5年で最も少ない。都道府県別の上位3位は、北海道(0.58人)、福島(0.43人)、和歌山(0.4人)。

 

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比0.4%減の4.61人。報告数は前週よりやや減少したものの、過去10年で見ると5週連続の最多。都道府県別の上位3位は、鳥取(10.47人)、山形(9.54人)、北海道(8.98人)。

 

〔新型コロナウイルス感染症〕報告数は14.9%減の13.75人。都道府県別の上位3位は、石川(21.91人)、愛知(20.06人)、群馬(19.89人)。

 

  

 

  出典医療介護CBニュース

 

   


採用のご相談や各種お問合せ・資料請求はこちら【無料】

 

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP