2018.10.01
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認知症疾患医療センター、兵庫県が追加指定
尼崎総合医療センターなど3施設

メディカルサポネット 編集部からのコメント

高齢化の進展に伴い、認知症高齢者の数も増加が見込まれています。兵庫県は高齢者数の多い圏域に認知症疾患医療センターを新規で3カ所指定しました。認知症疾患医療センターでは、認知症の鑑別診断や専門医療相談等を実施し、認知症の早期発見、診断を行っています。指定期間は平成30年10月1日~平成33年3月31日です。

 

 兵庫県は1日、新たに3施設の認知症疾患医療センターを指定した。今回の指定は、高齢者の多い圏域を対象としたもので、県は「地域の認知症医療の中核として適切に運営されるよう支援する」としている。【新井哉】

 

認知症疾患医療センターの追加指定に関する兵庫県の資料

 

 県は、認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)を踏まえ、▽認知症予防・早期発見の推進▽認知症医療の充実▽認知症地域支援体制の強化▽認知症ケア人材の育成▽若年性認知症施策の推進―などの取り組みを進めている。

 

 認知症疾患医療センターは、鑑別診断や合併症・BPSD(認知症の周辺症状)への急性期対応といった専門的医療の提供に加え、認知症疾患医療連携協議会の設置・運営、研修会の開催といった地域連携拠点としての役割を担っている。

 

 県が今回指定したのは、県立尼崎総合医療センター(尼崎市)、明石こころのホスピタル(明石市)、姫路中央病院(姫路市)の3施設。県はこれまでに9施設を指定済みで、県内の認知症の専門医療提供体制は、今回と政令指定都市の神戸市の指定分を含めて19施設となった。

 

 

 出典:医療介護CBニュース

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