2018.09.27
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2017年度概算医療費、過去最高の42.2兆円 厚労省が公表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省による平成28年度分の医療費の動向についての集計結果がまとまりました。平成29年度の医療費は国家予算97兆7128億円の半分に迫る勢いです。中でも75歳以上の超高齢者の伸び率が顕著でした。2025年には団塊の世代が75歳以上になります。政府は、医療費の伸びを抑えるための施策として2008年から「医療費適正化計画」を進めています。

 

厚生労働省は25日までに、2017年度の概算医療費の動向を公表した。医療費は前年度比約2.3%増の42.2兆円で過去最高となった。【新井哉】

 

 診療種別の医療費は、「入院」(医科)が同2.6%増の17.0兆円、「入院外」(同)が同1.6%増の14.4兆円、「歯科」が同1.4%増の2.9兆円、「調剤」が同2.9%増の7.7兆円。

医療機関種類別の概算医療費については、医科の病院が同2.1%増の22.7兆円、診療所が同1.1%増の8.7兆円、保険薬局が同2.9%増の7.7兆円などとなっている。

 

75歳未満と75歳以上の医療費(医療保険適用)の伸び率も示している。75歳以上は同4.4%増で、75歳未満(同1.0%増)の伸び率を大幅に上回った。

 

 

 出典:医療介護CBニュース

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