メディカルサポネット 編集部からのコメント患者本人だけでなく、周囲の人をも苦しめ、追い詰める薬物依存症。患者に対して大切なことは治療方法を本人に伝えることです。家族だけで抱え込む必要はありません。とはいえ、専門家の治療が受けられることを知らない人も多くいます治療を勧める際、薬が抜けて、自責の念にかられている時まで待つなど、タイミングにも気を付けてください。 |
広島県は19日までに、薬物依存症治療の専門医療機関を新たに1施設選定したことを明らかにした。薬物依存症に対応可能な専門医療機関(拠点機関を含む)は県内で3施設目。【新井哉】
2016年5月に閣議決定された「アルコール健康障害対策推進基本計画」では、アルコールの健康障害に関する予防から治療・相談まで「切れ目のない支援体制」の整備の必要性を挙げ、アルコール依存症の治療拠点となる医療機関の整備を求めていた。
広島県は17年に依存症専門医療機関の選定要領を策定し、「原則として二次保健医療圏に1カ所以上配置する」といった目標を明記。同県は18年3月に瀬野川病院(広島市安芸区)を拠点機関として選んだのを皮切りに、4月から6月にかけて専門医療機関(7施設)を選定してきた。
今回、薬物依存症の専門医療機関として選ばれたのは、呉みどりヶ丘病院(呉市)。同病院は4月にアルコール健康障害の専門医療機関として選定されており、呉保健医療圏内の依存症治療の体制が拡充された形だ。
出典:医療介護CBニュース