2022.12.02
3

東京の新規陽性者数、4週間後には1.94倍に
モニタリング会議の専門家コメント・意見

メディカルサポネット 編集部からのコメント

東京都は1日、第108回新型コロナウイルス感染症モニタリング会議を開催し、その中で感染の再拡大が続いていることが指摘されました。新規陽性者数は5週続けて今週先週比を上回っており、この状況が続くと2週間後の14日には1.39倍の約1万5382人/日が発生すると予測しました。年齢別にみると、65歳以上の高齢者の新規陽性者が7週連続で増加しており、今後の動向を注視する必要があるとしています。

         

東京都が1日に公表した新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第108回)の「専門家によるモニタリングコメント・意見」では、新規陽性者数の今週先週比約118%が継続すると、2週間後の14日には1.39倍の約1万5,382人/日、4週間後の28日には1.94倍の2万1,418人の新規陽性者が発生すると予測している。【新井哉】

 

新規陽性者数の今週先週比が100%を超えることは感染拡大の指標となるが、5週連続して100%を上回っており、「感染の再拡大が続いている」と指摘している。

 

新規陽性者数の7日間平均は、11月30日時点で約1万1,047人/日となっており、12週間ぶりに1万人/日を超えた。新規陽性者数に占める年代別の割合に関しては、40歳代(17.3%)が最も高く、次いで30歳代(16.7%)が高かった。

 

65歳以上の高齢者の新規陽性者数が7週連続で増加していることも指摘。行動が活発な20歳代から40歳代が依然として高い割合を示す一方、60歳代以上の割合が上昇傾向にあるため、「高齢者数の増加と併せて、今後の動向を注視する必要がある」としている。  

           

    

出典: 医療介護CBニュース

この記事を評価する

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

TOP