2022.10.03
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コロナ心の健康相談、前月比1,096件増加
厚労省が8月の対応状況を公表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚労省が9月29日に公表した「新型コロナウイルス感染症にかかる心の健康相談に関する精神保健福祉センターの対応状況」(8月分)によると、都道府県・政令指定都市の精神保健福祉センター(69カ所)で電話相談を受けた件数は、前月比1,096件増の2,603件と大幅に増加し、今年の最高件数を記録しました。女性からの相談が多く、全体の63%(1,630件)を占めています。年齢別では40代~60代からの相談が半数を占める傾向は続いています。
主な相談内容として、7月と同様に自身が感染したことへの悩みや不安、感染拡大に対する不安、未接種に対する差別等への不安、罹患後症状のある回復者の精神状況の悪化、失業や収入減少による生活の不安や悩みなど挙がっています。7月~8月にかけて感染者数が急増した時期でもあることから、電話相談件数も増えたことが考えられます。

 

厚生労働省は29日、「新型コロナウイルス感染症にかかる心の健康相談に関する精神保健福祉センターの対応状況」(8月分)を公表した。8月に都道府県・政令指定都市の精神保健福祉センター(69カ所)で電話相談を受けた件数は、前月比1,096件増の2,603件だった。【新井哉】

   

コロナ心の健康相談、前月比1,096件増加 厚労省が8月の対応状況を公表

   

厚労省によると、性別では、女性(1,630件)が全体の63%を占めた。年齢別(不明は除く)では、50歳代が491件で最も多く、以下は、40歳代(399件)、60歳代(373件)、30歳代(250件)、20歳代(160件)、70歳代(143件)などの順だった。

  

 主な相談内容として、▽自身が感染したことへの悩み、不安▽感染拡大に対する不安▽不安で精神症状が悪化、不眠▽ワクチン接種、副反応に対する不安、未接種に対する差別などへの不安▽罹患後症状のある回復者の精神状況の悪化▽失業や収入減少による生活の不安、悩み-などを挙げている。 

   

  

出典: 医療介護CBニュース

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