2022.07.12
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岸田首相、持続的な賃上げに注力 会見で表明 介護職員の処遇改善も俎上に

メディカルサポネット 編集部からのコメント

岸田首相は参院選後の11日に自民党本部で記者会見を開き、今後の重点施策である「新しい資本主義」の実現に引き続き注力すると表明し、「まずは賃上げを含む人への投資」についてアピールしました。また、介護職員、障害福祉職員の追加の処遇改善を検討していくと明記されている、新しい資本主義の「実行計画」を紹介し、ビジョンの実現に向けて意欲を示しました。今後、介護分野でも更なる処遇改善について議論が展開されることが予想されます。

 

《 岸田文雄首相(2022年6月撮影)》

 

参院選に大勝した岸田文雄首相は11日に自民党本部で記者会見を開き、今後の重点施策などを改めて説明した。【Joint編集部】

 

成長と分配の好循環による「新しい資本主義」の実現に引き続き注力すると表明。「まずは賃上げを含む人への投資」とアピールした。介護分野でも更なる処遇改善が俎上に載ることになりそうだ。

 

岸田首相は会見で、先月に閣議決定した新しい資本主義の「実行計画」を紹介。「ここで掲げた方針に沿って私のビジョンを実現していきたい」と述べた。この「実行計画」には、「必要な人材が確保されるか」などの観点から介護職員、障害福祉職員の追加の処遇改善を検討していくと明記されている。

 

岸田首相は、「これからの経済政策で最も大切なことは、持続可能で包摂的な経済を作り上げていくこと」と持論を展開。「そのために重要なことは、まずは賃上げを含む人への投資。民間が賃上げをしやすい雰囲気を作っていく」との意向を示した。

 

併せて、「賃上げは持続させなければならない。官民で協力して作ってきた賃上げの雰囲気を、よりしっかりと継続的なものにしなければならない」と強調。「そのためには原資が要る。経済成長も実現しなければいけない。成長か分配か、ではなく成長も分配も必要。これが持続可能な経済を作るポイントだと思う」と語った。

 

  

出典: JOINT

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