2022.05.13
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東京の新規陽性者の増加比100%上回る
都がコロナモニタリング会議の専門家意見公表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

東京都は5月12日、新型コロナウイルス感染症モニタリング会議の「専門家によるモニタリングコメント・意見」を公表しました。新規要請者数の増加比の値が100%を上回ったことや、若年層の割合が高い状態が続いていることなどから「これまでの感染状況では、若年層に感染が広がり、その後、中高年層に波及しており、引き続き警戒が必要である」としています。また、重症化リスクの高い65歳以上の新規陽性者数の7日間平均については、「未だ高い値で推移しており、今後の動向に注意が必要である」と指摘しました。

 

 東京都は12日、新型コロナウイルス感染症モニタリング会議(第87回)の「専門家によるモニタリングコメント・意見」を公表した。新規陽性者数の増加比について、「前回の約66%から今回は約107%と、100%を上回った」と指摘している。【新井哉】

 

 コメント・意見では、新規陽性者数の増加比が100%を超えることは感染拡大の指標となり、100%を下回ることは新規陽性者数の減少の指標となると説明。10歳代以下の割合は低下したものの、30歳代までの若年層の割合は依然として高い値で推移していることを取り上げ、「これまでの感染状況では、若年層に感染が広がり、その後、中高年層に波及しており、引き続き警戒が必要である」としている。

 

 また、重症化リスクの高い65歳以上の新規陽性者数の7日間平均について、「未だ高い値で推移しており、今後の動向に注意が必要である」と指摘。医療機関での入院患者や高齢者施設などの入所者についても、基本的な感染防止対策を徹底・継続する必要性を挙げている。 

 

出典:医療介護CBニュース

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