メディカルサポネット 編集部からのコメント止めたいと思うのに止めることができない依存症。とはいえ、晩酌を好まれる方にとってはどこからが依存症か判断が難しいところもあります。その他、薬物、ギャンブル、ネット、買い物、窃盗、性的依存などなど「もしかしたら自分も?」と思うものもあるのではないでしょうか。一般人にとっては「どこで相談・治療が受けられるのか?」というスタート地点からわからないことだらけです。愛知県では依存症専門医療機関及び依存症治療拠点機関を選定、ウェブサイトより情報発信中です。 |
愛知県は3日、依存症治療の拠点機関と専門医療機関を選定したと発表した。薬物依存症とアルコール健康障害の専門医療を提供する。名古屋市も拠点機関と専門医療機関の選定作業を進めており、早ければ10月にも県内の医療提供体制が整う見通し。【新井哉】
依存症専門医療機関の選定結果などを掲載した愛知県のホームページ
2016年5月に閣議決定された「アルコール健康障害対策推進基本計画」では、アルコールの健康障害に関する予防から治療・相談まで「切れ目のない支援体制」の整備の必要性を挙げ、アルコール依存症の治療拠点となる医療機関の整備を求めていた。
これを受け、厚生労働省は依存症対策総合支援事業の実施要綱を策定。都道府県や政令指定都市で依存症の拠点機関と専門医療機関の選定作業が進められている。
愛知県は、厚労省の実施要綱などを踏まえ、拠点機関と専門医療機関の選定要綱を策定。拠点機関に対しては、県内の医療機関を対象にした、▽依存症の理解▽適切な診断・治療▽関係機関との連携―に関する研修を行うよう求めている。
拠点機関に選定された刈谷病院(刈谷市)は、専門医療機関にも選ばれており、アルコール健康障害の専門医療を提供する。専門医療機関の桶狭間病院藤田こころケアセンター(豊明市)は、アルコール健康障害と薬物依存症の専門医療を担う。
出典:医療介護CBニュース