2022.04.08
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30-49歳男性は「仕事・収入不安」の割合高い
厚労省がコロナメンタルヘルス調査報告書を公表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省はコロナ禍においてストレスや不安など、国民の心理面に影響が生じているとして、それらを把握するため2020年度に続き2度目の「新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスに関する調査」を実施し、3月31日に結果が公表されました。報告書では、年代別・性別・産業別における特徴等が示され、時期別では人々が感じる不安は感染者数の減少と共に減少していることがわかります。一方で、性・年代別では30歳~49歳男性・20歳~59歳女性において、産業別では宿泊業・飲食サービス業・娯楽業において「自分や家族の仕事や収入に関する不安」の割合が高いことが明らかになりました。

 

 厚生労働省はこのほど、新型コロナウイルス感染症に係るメンタルヘルスとその影響に関する調査報告書(2021年度厚労省障害者総合福祉推進事業)を公表した。性別・年齢別の特徴を示しており、30-49歳の男性や20-59歳の女性では、「自分や家族の仕事や収入に関する不安」の割合が高かった。【新井哉】

 

 新型コロナウイルス感染症の拡大や、これに伴う行動制限などの対策により、感染に対する不安や行動変容に伴うストレスなど、国民の心理面に影響が生じていることから、こうした心理面への影響を把握するため、21年11月19日から30日まで、インターネットモニター(15歳以上)を対象に調査を実施した。回収サンプル数は8,322件だった。

 

 調査結果によると、21年4-9月は、半数程度の人が何らかの不安などを感じていたが、感染者数が減少した10-11月は3割未満に減少した。不安の対象については、21年4-6月、7-9月、10-11月のいずれの時期も「自分や家族の感染への不安」が最も多かった。また、不安やストレスの解消方法については、「手洗いやマスク着用等の予防行動」が最多だった。

 

 厚労省は「この調査で得られた結果は、精神保健福祉センター等における相談対応等の実務や今後の施策に活かしていく予定」などとしている。

 

 

 

出典:医療介護CBニュース

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