メディカルサポネット 編集部からのコメント「介護は人の手ですべき」という今までの慣習もあり拒絶反応もあるそうですが、介護ロボットは、介護業務の効率UPや介護スタッフの負担の軽減が減るため、今後ますます期待が高まります。介護ロボットを導入しない理由として、経営者からは「価格が高いから」や「費用対効果がわからない」、看護職員からは「機械の扱いが渦化しそう」「人で十分対応できると思う」などの声があります。しかし、スマホを思い出してみてください。新しいモノは実際に触れてみて一気に広まることがあります。「体験展示」や「試用貸出」などの機会があればぜひ参加してみてはいかがでしょうか。 |
厚生労働省は、介護ロボット開発事業の2019年度予算の概算要求額を18年度当初予算比2.5億円増の6.2億円とした。開発された機器の「体験展示」などを行い、普及に弾みをつけたい考えだ。【新井哉】
介護ロボット開発・普及の取り組みなどを掲載している厚生労働省のホームページ
介護ロボットを巡っては、厚労省が18年4月に老健局内に「介護ロボット開発・普及推進室」を設置し、工学や介護・リハビリテーションなどの専門家を老健局参与(介護ロボット担当)として任命。開発・普及に関する助言を得て介護現場を「革新」する方向性を示していた。
こうした取り組みに加え、介護ロボット開発事業では、提案から開発までをけん引する「プロジェクトコーディネーター」を配置し、着想の段階から介護現場のニーズを反映させている。
19年度の概算要求では、開発された介護ロボットなどの機器の「体験展示」や「試用貸出」を新たに行う方向性を示している。全国各地で展示することも視野に入れており、厚労省は「開発・普及の加速化を図る」としている。
出典:医療介護CBニュース