2022.03.09
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【感染症情報】感染性胃腸炎が5週連続で減少 RSウイルスとA群溶血性レンサ球菌咽頭炎も

メディカルサポネット 編集部からのコメント

国立感染症研究所が2月21日から27日までの週の5類感染症の患者数の速報値を公表しました。RSウイルス感染症、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点医療機関当たりの患者報告数は5週連続で減少し、さらに咽頭結膜熱(プール熱)は過去10年の同期と比べて最も少ない数値となっています。

 

 国立感染症研究所がまとめた2月21日から27日までの週(第8週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が5週連続で減少した。咽頭結膜熱(プール熱)も減った。【新井哉】

 

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約16.3%減の3.65人。都道府県別の上位3位は、大分(10.33人)、愛媛(8.51人)、鹿児島(7.36人)。

 

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約12.9%減の0.27人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(1.42人)、長崎(1.18人)、福岡(1.06人)。

 

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約26.1%減の0.17人。都道府県別の上位3位は、宮崎(1.81人)、富山(0.9人)、熊本(0.8人)。

 

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約23.1%減の0.1人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、徳島(0.7人)、鹿児島(0.51人)、福島(0.44人)。

  

感染性胃腸炎患者報告数の推移

 

 

 

出典:医療介護CBニュース

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