2022.03.08
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外来感染対策向上加算などの施設基準の詳細が明らかに─2022年度診療報酬改定で告示・通知

メディカルサポネット 編集部からのコメント

3月4日から、2022年度診療報酬改定の留意事項・施設基準などに関する告示・通知、および保険局医療課による説明動画・説明資料が、厚労省ウェブサイト内で公開されています。今回の改定で新規・見直しとなった項目の具体的な取り扱いや、新興感染症対策推進のために新設された「外来感染対策向上加算」(患者1人につき月1回6点算定)の施設基準詳細や注意喚起が示されていることから、各医療機関は該当項目の確認が必要です。「外来感染対策向上加算」を4月1日から算定するためには、4月20日(必着)までに地方厚生(支)局への届け出が必要となるため、予定している医療機関は早めの準備が求められます。

 

厚生労働省は3月4日、2022年度診療報酬改定の留意事項・施設基準などについて告示・通知するとともに、保険局医療課による説明動画・説明資料を同省サイトで公開した。

 

説明動画は、改定関係告示・通知に合わせて通例開催している説明会が新型コロナウイルス感染拡大により中止となったため、代替として公開したもの。医科については「入院」「外来」「在宅」「個別改定事項」「医療技術」「不妊治療」などの新規・見直し項目について具体的な取り扱いを説明している。

 

新興感染症対策推進のために新設された「外来感染対策向上加算」(患者1人につき月1回6点算定)についても施設基準の詳細を示し、都道府県等の要請を受けて発熱患者の外来診療等を実施する体制を有していることを「自治体のホームページ」で公開していることなどが要件になると注意喚起した。

 

保険局医療課では、「2022年4月1日から算定を行うためには、4月20日(水)(必着)までに地方厚生(支)局への届出が必要となる。締切日直前には届出が集中することが予想される」として、できる限り早期の提出を呼びかけている。

 

2022年度診療報酬改定の説明動画・説明資料は下記URLよりダウンロードできる。

 

▼令和4年度診療報酬改定説明資料(厚生労働省ウェブサイト内)

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000196352_00008.html

 

 

 

 

出典:Web医事新報

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