2021.10.19
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コロナワクチン3回目接種で救急セット用意推奨
厚労省が事務連絡、エアロゾル発生手技の可能性も

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省医政局経済課(マスク等物資対策班)・健康局健康課予防接種室は、10月15日に新型コロナウイルスワクチンの3回目接種体制整備のため医療用物資の配布に関する事務連絡を出しました。具体的には、円滑に接種を実施するための個人防護具などを希望する自治体への配布を行うと提示しました。今回の配布は、医療従事者・高齢者の追加接種に対しての配布としていますが、「今回配布した物資を医療従事者・高齢者以外の一般の方の3回目接種に用いても差し支えない」と述べています。

 

 厚生労働省医政局経済課(マスク等物資対策班)・健康局健康課予防接種室は、新型コロナウイルスワクチンの追加接種(3回目接種)体制整備に係る医療用物資の配布に関する事務連絡(15日付)を、都道府県、保健所設置市、特別区の衛生主管部(局)に出した。救急措置としてエアロゾル発生手技を行う可能性もあることを指摘。「N95等マスク、アイプロテクション、長袖ガウン等を救急セットとして用意しておくことも推奨されている」と記載している。【新井哉】

 

 事務連絡では、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種が開始されることを取り上げ、個人防護具(PPE)について、ワクチン接種の円滑な実施に向け「配布を行う」などと説明。具体的には、配布を希望する都道府県、市町村に対し、▽サージカルマスク▽N95等マスク▽アイソレーションガウン▽フェイスシールド▽非滅菌手袋-を配布する。

 

 PPEの配布スキームに関しては、「現時点で、年度内に接種件数が一定程度見込まれる医療従事者向け3回目接種及び高齢者向け3回目接種に関して配布を行う」としながらも、「今回配布した物資を医療従事者・高齢者以外の一般の方の3回目接種に用いても差し支えない」としている。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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