2021.10.12
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介護職の賃上げ、与野党が共に主張 立憲・枝野氏も代表質問で明言

メディカルサポネット 編集部からのコメント

10月11日に衆議院本会議で始まった岸田首相の所信表明演説に対する各党の代表質問で、立憲民主党の枝野代表は、政権を奪取したら介護職などの所得の引き上げを実行すると明言するなど、次の衆院選では、与野党が共に介護職などの賃上げを主張し合う見通しとなりました。財源の確保策に焦点が当てられ、今後は構想の具体性などに注目が集まります。

 

 

《 立憲民主党・枝野幸男代表 11日 》

 

岸田文雄首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が、11日の衆議院本会議で始まった。【Joint編集部】

 

立憲民主党の枝野幸男代表は、政権を奪取したら介護職などの所得の引き上げを実行すると明言。今月31日に投開票される来るべき次の衆院選では、与野党が共に介護職などの賃上げを主張し合う見通しとなった。焦点は財源の確保策。今後の激しい論戦を通じて、双方は構想の具体性、実効性、本気度を厳しく問われることになりそうだ。

 

「我々は最大の経済対策として、命と暮らしを守るうえで欠かせないベーシックサービスを全国民に保障できるよう充実させる」

 

枝野代表は本会議でこう力説。「良質なサービスを十分に提供するため、介護職員や保育士、看護師をはじめ、保健所や児童相談所、労働基準監督署なども大胆に増員・増強する。予算を重点配分し、原則として正規雇用として賃金を引き上げる」と約束した。

 

岸田首相は8日に行った所信表明演説で、「看護、介護、保育などの現場で働いている方々の収入を増やしていく。公的価格のあり方を抜本的に見直す」と重ねて強調。この日の本会議では、「成長の果実をしっかりと分配することで初めて次の成長が実現する。成長も分配も実現するためにあらゆる施策を総動員する」と述べた。

 

 

 

 

出典:JOINT

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