2021.07.19
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調剤報酬の根本的な見直し必要、日病協
代表者会議

メディカルサポネット 編集部からのコメント

15団体でつくる日本病院団体協議会(日病協)の代表者会議で、調剤報酬の在り方の根本的な見直しに向けた議論が必要だとの意見が出ました。特に病棟の薬剤師の給与について、医師らとの連携などで院内でより重要な存在になっているにも関わらず、大手薬局チェーンとの給与差が大きく、人材の確保が難しくなっているため、対策を講じる必要があるとの意見も出ています。

 

 

 15団体でつくる日本病院団体協議会(日病協)は16日の代表者会議で、中央社会保険医療協議会のテーマなどについて意見を交わした。代表者からは、調剤報酬の在り方の根本的な見直しに向けた議論が必要だとの意見が出たほか、病棟の薬剤師の給与が大手薬局の薬剤師と比べて低いことを懸念する声も上がった。副議長の小山信彌氏(日本私立医科大学協会参与)が、会議後の記者会見で明らかにした。【松村秀士】

 

 小山氏によると、会議では院外調剤の評価を抜本的に変える時期に来ているとの指摘もあった。また、病棟薬剤師に関して、医師らとの連携などで院内でより重要な存在になっているが、大手薬局チェーンとの給与差が大きいために人材の確保が難しいことから、対策を講じる必要があるとの意見も出た。

 

 中医協で議論されている入院医療への評価については、各調査対象の母数が少ないことや、患者ごとの全身の状態を踏まえてデータを取っていないことを課題に挙げる代表者もいた。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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