2018.07.25
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【感染症情報】手足口病、ヘルパンギーナ10週連続増 咽頭結膜熱が増加に転じる

メディカルサポネット 編集部からのコメント

夏になると子どもを中心に患者数が増えるのが「手足口病」「ヘルパンギーナ」です。7月9日から15日までの週の5類感染症の患者報告によると、ヘルパンギーナと手足口病の患者報告数が増加しています。流行のピーク時期になります。感染予防を徹底してください。

国立感染症研究所がまとめた7月9日から15日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、ヘルパンギーナと手足口病の定点医療機関当たりの患者報告数が共に10週連続で増加し、咽頭結膜熱(プール熱)は減少から増加に転じた。一方、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は3週連続、感染性胃腸炎は6週連続でそれぞれ減少した。【越浦麻美】

 

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約64.6%増の2.42人。都道府県別の上位3位は、佐賀(8.87人)、新潟(8.58人)、静岡(7.47人)。

 

〔手足口病〕報告数は前週比約23.7%増の2.09人。都道府県別の上位3位は、大分(10.36人)、宮崎(9.74人)、徳島(8.43人)。

 

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約6.3%増の0.68人。都道府県別の上位3位は、新潟(1.77人)、千葉(1.3人)、山形(1.23人)。

 

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約5.8%減の4.71人。都道府県別の上位3位は、鳥取と大分(共に9.11人)、鹿児島(7.94人)。

 

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約3.9%減の2.22人。都道府県別の上位3位は、鳥取(4.74人)、埼玉(3.89人)、北海道(3.84人)。

    

 出典:医療介護CBニュース

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