2021.06.02
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感染症対策の専門家の実地研修を受けませんか?
厚労省、介護事業所を募集

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚労省は31日、クラスターの発生を抑える取り組みの一環として、介護現場へ専門家を派遣して実地研修を行ってもらう取り組みについて、参加する施設・事業所の2次募集を開始しました。また、「可能な限り同じ都道府県内の専門家を派遣し、医療と介護の連携に向けた顔の見える関係の構築を目指す」との考えを示しています。

 

《 介護保険最新情報Vol.984 》

     

介護現場へ専門家を派遣して実地研修を行ってもらう取り組みについて、厚生労働省は5月31日、参加する施設・事業所の2次募集を開始した。【Joint編集部】

 

介護保険最新情報のVol.984で周知している。募集は6月11日まで。

 

この実地研修は、新型コロナウイルスの感染拡大、クラスターの発生を抑える取り組みの一環。厚労省は趣旨を、「標準的な感染予防策と発生時の備えを介護職員が理解、実践できるよう、事業所の個別性を踏まえて指導、助言をする」と説明している。

 

主な講義内容は、感染対策の状況に関する助言、個人防護具の着脱、感染の疑いが生じた場合の対応、事業所のニーズに応じたレクチャーなど。最大4時間とされている。

 

事業所の応募要件は、「介護保険サービス従事者向けの感染対策に関する研修」の職員向けプログラムを、管理者か教育担当者が全て修了していること。このプログラムは、専用サイトからサインアップすればオンラインでいつでも受けられる。

 

希望日は7月1日から12月24日までの間で選択可能。受け付け上限は200事業所ほどだという。

 

厚労省は、「派遣する感染症の専門家は、可能な限りその事業所の所在する都道府県内の専門家とする。医療と介護の連携に向けた顔の見える関係の構築を目指す」との考えを示している。

 

 

出典:JOINT

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