2021.04.22
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【感染症情報】RSウイルス感染症が3週連続増
感染性胃腸炎も増加

メディカルサポネット 編集部からのコメント

国立感染症研究所の4月5日~11日までの週の5類感染症の患者報告によると、RSウイルス感染症及び感染性胃腸炎の定点医療機関当たりの患者報告数が3週連続で増加しています。なお、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎と咽頭結膜炎(プール熱)は減少しています。

  

 国立感染症研究所がまとめた5日から11日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、RSウイルス感染症の定点医療機関当たりの患者報告数が3週連続で増加した。感染性胃腸炎も増えた。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は4週連続で減少。咽頭結膜熱(プール熱)も減った。【新井哉】

  

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約9%増の2.55人。都道府県別の上位3位は、愛媛(7.27人)、福井(6.35人)、広島(5.65人)。

  

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約9.5%増の0.81人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、宮崎(8.25人)、佐賀(6.48人)、福岡(4.63人)。

  

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約3.5%減の0.55人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、新潟(1.84人)、福岡(1.66人)、鳥取(1.63人)。

  

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約11.8%減の0.15人。都道府県別の上位3位は、新潟(0.7人)、石川、鹿児島(共に0.52人)。

 

   

 

出典:医療介護CBニュース

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