2018.07.05
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医師臨床研修、精神科など4科目必修化の周知を
厚労省が都道府県に通知

メディカルサポネット 編集部からのコメント

2020年度から、医師臨床研修の必修科目が従来の3科目から7科目になり、平均研修期間が8週間以上になることが厚生労働省から都道府県に通知されました。受け入れ病院側も指導準備が必要です。

 

 厚生労働省は、医師の臨床研修に関する省令の施行通知の一部を改正し、精神科などの4科目を必修としたことを医療機関や関係団体に周知するよう都道府県に通知した。【新井哉】

  

厚生労働省が都道府県に出した医師臨床研修に関する通知

 

 通知によると、2020年度からの必修科目は、従来の3科目(救急、内科、地域医療)に、▽精神科▽外科▽小児科▽産婦人科-の4科目が加わり計7科目になる。

 

 追加した4科目と内科の研修内容も明確にした。例えば、精神科については医療・精神保健を必要とする患者とその家族に対し、「全人的に対応するために、精神科専門外来または精神科リエゾンチームでの研修を含むことが望ましい」とした。

 

 また、麻酔科の研修期間に関しては、4週間を上限として救急の研修期間に充当できることを明記した。協力型臨床研修病院として研修医に臨床研修を行った実績については、研修医1人当たりの研修期間が平均8週間以上となることを必須とした。

 

  
出典:医療介護CBニュース

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