2021.03.02
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ファイザーの新型コロナワクチン、マイナス20℃前後で14日間保存可能に

メディカルサポネット 編集部からのコメント

ファイザーは国内で使用されている新型コロナウイルス感染症ワクチン「コミナティ筋注」(一般名:コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン(SARS-CoV-2))について、日本における添付文書を改訂し、「マイナス25~マイナス15℃」で最長14日間の保存が可能である旨を追記したと発表しました。「コミナティ筋注」は「マイナス90℃~マイナス60℃」での輸送・保管が必要とされていましたが、マイナス25℃~マイナス15℃における安定性試験成績を医薬品医療機器総合機構(PMDA)が評価し改訂が行われました。ファイザーは「本剤を輸送・保管する際の柔軟性が増すことが期待される」としています。

 

ファイザーは3月1日、国内での予防接種に使用されている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン「コミナティ筋注」(一般名:コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン(SARS-CoV-2))について、日本における添付文書を改訂し、「マイナス25℃~マイナス15℃」で最長14日間保存可能である旨を追記したと発表した。

 

医療従事者への先行接種に使用される「コミナティ筋注」(2月17日/国立病院機構東京医療センター=代表撮影)

 

「コミナティ筋注」は「マイナス90℃~マイナス60℃」(マイナス75℃±15℃)での輸送・保管が必要とされ、5日間に限り冷蔵条件(2~8℃)で保存可能とされているが、添付文書の改訂により、「マイナス90℃~マイナス60℃」の超低温冷凍庫から「マイナス25℃~マイナス15℃」の医療用冷凍庫に移した場合は最長14日間保存できることになった。

 

■「輸送・保管時に柔軟性増す」

 

改訂後の添付文書には「(マイナス25℃~マイナス15℃に移した後)1回に限り、再度マイナス90℃~マイナス60℃に戻し保存することができる」との記載も盛り込まれている。

 

ファイザーは「このたびの改訂は、マイナス25℃~マイナス15℃における安定性試験成績を医薬品医療機器総合機構(PMDA)が評価した上で行われた。これにより、本剤を輸送・保管する際の柔軟性が増すことが期待される」としている。

 

 

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出典:Web医事新報

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