2020.09.24
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「オンライン診療料」の届出、診療所は1223施設に―厚労省が中医協に報告

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省が中央社会保険医療協議会総会に、2019年7月1日時点の「オンライン診療料」などの届出状況を報告し、「オンライン診療料」の届出医療機関数は、病院83施設(前年同月比18施設増)、診療所1223施設(318施設増)となり、病院、診療所とも前年から増加したことがわかりました。一方、選定療養の実施状況で、200床以上の病院における紹介状なしの初診で定額負担を徴収していたのは、1538施設(227施設増)で、徴収額の平均は3496円でした。

 

厚生労働省は9月16日の中央社会保険医療協議会総会に、2019年7月1日時点の主な施設基準の届出状況や、選定療養の実施状況を報告した。それによると、「オンライン診療料」の届出医療機関数は、病院83施設(前年同月比18施設増)、診療所1223施設(318施設増)となり、病院、診療所とも前年から増加したことがわかった。  

 

初・再診料の関係をみると、かかりつけ医機能を評価する「機能強化加算」の届出医療機関数は、病院1149施設(101施設増)、診療所1万2719施設(926施設増)。「地域包括診療加算」の届出診療所数は、5747施設(223施設増)だった。「地域包括診療料」の届出は病院46施設(増減なし)、診療所231施設(13施設増)、「小児かかりつけ診療料」は病院1施設(1施設増)、診療所1529施設(100施設増)となった。  

 

在宅医療についてみると、在宅医療の要となる「在宅療養支援診療所」(在支診)の届出数は、▶機能強化型在支診(単独型)197施設(2施設増)、▶機能強化型在支診(連携型)3161施設(192施設増)、▶在支診1万956施設(129施設増)。「在宅療養支援病院」(在支病)は、▶機能強化型在支病(単独型)196施設(12施設増)、▶機能強化型在支病(連携型)366施設(27施設増)、▶在支病877施設(55施設増)―だった。

 

■200床以上病院の紹介状なし初診、平均徴収額は3496円

 

一方、選定療養の実施状況で、200床以上の病院における紹介状なしの初診で定額負担を徴収していたのは、1538施設(227施設増)、徴収額の平均は3496円だった。再診で徴収していたのは701施設(195施設増)、平均徴収額は2371円。差額ベッド代の徴収病床は26万6755床で、対象施設の総病床数に占める割合は20.5%、1日当たり平均徴収額(推計)は6354円だった。

 

 

出典:Web医事新報

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