2020.04.09
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N95マスク再利用の知見収集、方針取りまとめへ
厚労省、医療機関での廃棄に慎重な検討求める

メディカルサポネット 編集部からのコメント

新型コロナウイルス感染症の患者が増加している国を中心に、医療機関で使用されているN95マスクなどの個人防護具の供給が滞っており、医師や看護師らが再利用を余儀なくされるケースが増えています。厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は、N95マスクの再利用に関する知見収集、方針取りまとめに関しての事務連絡を出しました。医療機関での廃棄に慎重な検討求めています。

 

 厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部は7日、医療機関で使用されているN95マスクに関する事務連絡を都道府県、保健所設置市、特別区に出した。N95マスクの供給不足に伴い、厚労省は再利用に関する知見を集めているため、医療機関における廃棄について慎重に検討するよう求めている。【新井哉】

 

 事務連絡では、今後のN95マスクの供給に関して、「当面のところ増加の見通しがたたない」としている。こうした状況に対応するため、「厚生労働省ではN95マスクの再利用に関する海外の知見を収集している」と説明。これらの知見に基づく方針について「近日中に取りまとめる予定」としている。

 

 N95マスクなどの個人防護具を巡っては、新型コロナウイルス感染症の患者が増加している国を中心に供給が滞っており、医師や看護師らが再利用を余儀なくされるケースが絶えない。事務連絡の「別添」でも、N95を含めたFFR(使い捨て式防じんマスク)の再利用に関する調査を取り上げており、これを参照するよう促している。

 

 

出典:医療介護CBニュース

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