2020.03.18
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21年度の専攻医採用数の上限設定、方法は原則変えず
日本専門医機構

メディカルサポネット 編集部からのコメント

2021年度に研修を始める専攻医のシーリングは、基本的に20年度と同様の方法で設定することが明らかになりました。具体的なシーリングは4月に予定している日本専門医機構の理事会で決められ、1次募集は9月末から10月上旬ごろに始まる見込みです。

 

 日本専門医機構の寺本民生理事長は16日の記者会見で、2021年度に研修を始める専攻医のシーリング(採用数の上限)について、「方針は原則変えないで、モディファイした形の数字を用いる」とし、基本的に20年度と同様の方法で設定する考えを明らかにした。また、その専攻医の1次募集を、9月末から10月上旬ごろに開始する方針も示した。【松村秀士】

  

連動研修の方針が固まったことを支持する寺本理事長(16日、東京都内)

 

 具体的なシーリングは、4月に予定している同機構の理事会で決定する。また、専攻医のシーリングは18年度から設定されており、同機構ではこれが地域の医療提供体制に悪影響を及ぼしていないかどうかを検証する予定だ。

 

 寺本理事長はまた、専門医を養成するための基本領域とサブスペシャルティ領域との連動研修の方針が固まったことについて、「(19年4月から)連動研修をしている専攻医の成果が認められるのはよかった。ある種の安堵感を持っている」と述べた。

 

 13日の医道審議会・医師専門研修部会では、厚生労働省が基本領域とサブスペシャルティ領域との連動研修を内科の8領域や外科の5領域などで実施できるようにする方針を示した。

  

 

出典:医療介護CBニュース

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