2019.04.08
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10連休での人員配置基準の緩和などを要望、日病協
オーバーベッドの容認も

メディカルサポネット 編集部からのコメント

連休中は休診を予定されている医療機関も少なくありません。とはいえ、病気や怪我はイレギュラーで発生します。そんな時、診療を受けられる医療機関に患者が集中する可能性があります。一時的な措置として、オーバーベッドを認める他、一時的に診療報酬に関する基準が満たせなくなるため、人員配置についても緩和してほしいとの要望書が提出されました。杓子定規ではなく、臨機応変な対応は、現場の方にとってはイレギュラー続きで大変なことも多いとは存じます。社会のために尽くしてくださる皆様に心より感謝申し上げます。

   

 15団体でつくる日本病院団体協議会(日病協)は、ゴールデンウイーク10連休での休日加算などの取り扱いに関する要望書を根本匠厚生労働相宛てに提出した。長期連休中に各地域の医療提供体制に混乱を来さないよう、人員配置基準の緩和措置などを求めている。【松村秀士】

 

 

 長期の連休については、一部の医療機関に救急患者が集中する可能性があり、そうなると特に地域の医療提供体制に混乱が生じる恐れがあると指摘されている。

 

 要望書では、連休中にそのような突発的、不測の事態が発生した際には「特段の取り計らい」をするよう求めている。具体的には、期間中に入院患者数が許可病床数の上限を超えた場合、地域の実情に応じて一定割合の上限を超えた入院(オーバーベッド)を認めるほか、期間中の人員配置基準を緩和すべきだと強調。期間中のレセプト提出・受け付け期限や処方箋の有効期間の延長も要望している。

 

 10連休を巡っては、厚労省が診療報酬での休日加算や処方箋の取り扱いを従来通りとする方針を既に提示。また、期間中の医療提供体制に関する情報の医療関係者らへの周知を各都道府県に求めている。

 

 

 出典:医療介護CBニュース

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