2020.02.14
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インフルワクチンの疾病障害認定、死亡一時金給付
厚労省が審議結果を公表

メディカルサポネット 編集部からのコメント

厚生労働省は7日、BCGやインフルエンザ、MR(麻しん・風しん混合)などのワクチンの疾病障害について、20件のうち12件を予防接種と疾病との因果関係が否定できないとして、疾患・障害を認定しました。今回認定されたうちの11件には医療費・医療手当を給付。インフルエンザの1件については、死亡一時金・葬祭料が給付される予定です。

 

 

厚生労働省は7日、疾病・障害認定審査会感染症・予防接種審査分科会の審議結果を公表した。BCGやインフルエンザ、MR(麻しん・風しん混合)などのワクチンを接種した20件について審議した分科会は、12件で予防接種と疾病との因果関係が否定できないとした。【新井哉】

 

感染症・予防接種審査分科会の審議結果

 

審査分科会は、BCGの5件、DPT-IPV(4種混合)・Hib・PCVの2件、インフルエンザ、MR・Hib・PCV、日本脳炎、MR、PPSV(肺炎球菌)のそれぞれ1件について、疾病・障害を認定した。

  

疾病・障害については、BCGは右上腕皮膚結核様病変、左上腕瘢痕ケロイド、左腋窩リンパ節炎、DPT-IPV(4種混合)・Hib・PCVは複雑型熱性けいれん、小脳失調症、インフルエンザは急性気管支肺炎、MR・Hib・PCVは発熱、麻しん様発疹、肝機能障害、日本脳炎は急性散在性脳脊髄炎、MRは発熱、麻しん様発疹、咳嗽、中耳炎、肝機能障害、PPSV(肺炎球菌)は右上腕蜂巣炎を挙げている。

  

今回認定されたインフルエンザを除く11件は医療費・医療手当、インフルエンザは死亡一時金・葬祭料が給付される予定。

 

出典:医療介護CBニュース

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